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「初期仏教経典 現代語訳と解説 餓鬼事経 死者たちの物語」藤本晃

2017年03月21日 | お釈迦様

餓鬼道に堕ちた者たちが繰り広げる51の物語。『スッタニパータ』や『ダンマパダ』などと同等の経典として大事に伝えられてきた初期仏教経典『餓鬼事経』を、解説付きの現代語訳で読む!】

幽霊のお話は、子どもの頃からテレビなどでよく聞きましたが、こんなにきちんと解説され学ぶことがなかったので、何となく怖い話というイメージがありました。できるなら会いたくない見たくない…と。

しかし、この経典の物語(現代語訳と解説。事例集みたいですね)を読んで、幽霊(餓鬼界に生まれかわった方)とは怖い存在ではなく慈しみを向けるべき気の毒な方たちなんだと見方が変わりました。さらに、餓鬼(幽霊)に生まれかわらないように、つまり、悪因苦果とならないように気をつけたいと思いました。

悪因を作らないように、善い心でしっかり生きたい。そう思わせる経典です。

実際この話のまんまではないにしても(ワタシにはわかりません)、こんな感じなのねとイメージはできます。どんな悪因によってどんな苦果が生まれるのか、餓鬼に生まれ苦しんでいる方がどのように救われるのか、餓鬼の方たちのために人間には何ができるのか等がよくわかります。子供だましの作り話とはちょっと違います。子どもにも理解できると思いますが、大人はきちんと理性的に補足説明してあげるといいと思います。(気楽に読めますが^^)

餓鬼に生まれたら(自分の心次第だけど)そりゃあ大変、むちゃくちゃ苦しい。一遍読んでみてください、ひょえ~~です。ごめんなさい、カンベンしてくださいです。(地獄は餓鬼よりもっとスゴイらしいから、よくよくよ~~~く気をつけて、お利口にしてなきゃ!!!)

そのまま信じることもないですが(出会ったことがないし、自分の目で見て経験したわけじゃないので)、嘘だ非科学的だ、とは言えません(そろそろ最新の科学なら説明できるかな)。ワタシは、きっとそういう感じなんだろうと思っています。

とにかく、悪いこと(無慈悲、悪口、不倫、殺生、盗み、強欲、等々不幸につながる行為)はしない、善いこと(慈悲喜捨、布施、親切、等々徳を高め幸福につながる行為)をすることですね。


116 善をなすのを急げ。悪を心から退けよ。善をなすのにのろのろしたら、心は悪事をたのしむ。

117 人がもし悪いことをしたならば、それを繰り返すな。悪事を心がけるな。悪がつみ重なるのは苦しみである。

119 まだ悪の報いが熟しないあいだは、悪人でも幸運に遭うことがある。しかし悪の報いが熟したときには、悪人はわざわいに遭う。

121 「その報いはわたしには来ないだろう」とおもって、悪を軽んずるな。水が一滴ずつ滴り落ちるならば、水瓶でもみたされるのである。(「ブッダの真理の言葉感興のことば」中村元訳より)

過ちはこの世のうちに懺悔し償っておかなければ、餓鬼に生まれてしまうとこの世の何倍もの苦しみを味わうことになってしまう
正直に、誠実に・・・どんな悪も為さないこと
安らかな、充実した心を確立できたらいいな~。
 

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