慈悲って、実際どんな気持ちなのでしょうか? (慈経音声)
第6偈
ナ パロー パラン ニクッベーター ナーティ マンニェータ カッタチナン カンチ
(場所) (環境)
(どんな場合でも、ひとを欺いたり、軽んじたりしません。)
ビャーローサナー パティガ サンニャー ナーンニャマンニャッサ ドゥッカ ミッチェッヤ
(怒鳴ったり、腹を立てたり、お互いにひとの苦しみを望みません。)
どんな場合であっても、人を欺いたり、軽んじたりする気持ちが起きないならば、
怒鳴ったり、腹を立てたり、他の生命の苦しみを望んだりしないならば、
その気持ちが慈悲なのだと、お釈迦様は教えてくれます。
第7偈
マーター ヤターニヤン プッタン (あたかも母が、たった一人の我が子を)
アーユサー エーカ プッタマヌラッケー(命がけで守るように、)
エーワンピ サッバ ブーテース (そのようにすべての生命に対しても、)
マーナサン バーワイェー アパリマーナン(無量の[慈しみの]心を育てるのです。)
現代では「毒親」「モラルハラスメント」などと言われるように、「あなたのため」などと言いながら、「~ならば、いい子。~ならば悪い子」「~でなければいけない」「~するべき」「~してはいけない」と「自分の価値観」を押し付け、(無意識に)自分のエゴや欲を満たそうとする親もいるようです。
しかし、本来、母親は子供に対して「無条件の愛情」をもつものです。
>母親は子供を守るために決して条件を付けない
>「あなたが言うことを聞くならば、命を守ってあげる。そうでなかったら、勝手にしろ」と言うことはありえません。
・・・本来はそうなのです。
時には腹が立つこともあるでしょう。人間だから、、、。でも、
イライラしているお母さんも、母本来の気持ちを思い出してもらいたい。
タコのお母さん、鮭のお母さん、動物のお母さんたちを見てもらいたい。
あたかも母が、自分のたった一人の我が子を、
命がけで守るように、、、
これを念頭において、日々自分を振り返り、慈しみの心、
無量の心を育てていきたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます