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「嘘」「川」「久助君の話」 新美南吉 (久助君特集)

2014年05月22日 | 読書

「ひとり新美南吉まつり」はまだ終わってません。今回は、何点かまとめて・・・「久助くん特集」

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何日か病気で学校を欠席している間に、町から転校生がやって来た。
町の子…、変に緊張してしまって話しかけたら自分の言葉がおかしくなってしまった(あわわわ)、
ああ恥ずかしい。(あるある。どこの言葉やねんって言葉を使ってしまうのね。で、一人赤面したりして
で、その子太郎左右衛門くんはみんなの気を引きたいのか嘘ばかりつく。子供たち、何度もひっかかるのだが、つい信じてしまうのだ。ワケの分からないやつだと思うのだがついつい信じてしまう。(いい子たちだなあ

ある日太郎君の嘘を信じて遠出をし、子どもたちは家に帰れなくなってしまった。みんな泣き出してしまう。すると、太郎君、
「たしか近くにうちの親戚があるから、そこへ行って助けてもらおう」
ま~た、嘘だぞ。   ・・・だけど、これは嘘ではなかった。助かった。

久助くんはそこで学ぶ。
「人間というものは、ふだんどんなに考え方がちがっているわけのわからないやつでも最後のぎりぎりのところでは、だれも同じ考えかたなのだ。つまり、人間はその根もとのところでは、みんなよくわかりあうのだ・・・」

人間を信じる。あきらめない。そこに人間愛があるんだなあ


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友達の兵太郎くんが学校に来なくなったのは、自分たちのせいで病気になって、死んでしまったからではないかと思い悩む久助くんの話。まったくちがったんだけどね。かわいい~

 

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久助くんと兵太郎くんはいつもじゃれあって遊んでいる。
(小さい男の子はよく「たたかいごっこ」とか言って、遊んでるんだかケンカしてるんだかわからないことやってるね。で、そのうち本気になって泣いたりするんだけど^^;)
その”くるって”遊んでいた兵太郎くんがある時ふと見せたさびしそうな表情を見て、彼がまるで知らない人間であるかのように思えた。よく知っている人間でも、ときにはまるで知らない人間になってしまうことがあるんだ、ということを知って新たな悲しみを覚える(ちょっとだけ大人になる)久助くんであった。 

いくら親しくても仲良しでも、その人の全てを知っているわけじゃないんだね。 

久助君

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2 コメント

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どんな人にも (ぱんころ)
2014-05-22 07:28:50
人間愛、あるのかなぁー。
あったらいいなぁー。

少し関係のない話ですけど、車が何車線も通っていたり混みあった道路で、車幅も狭めなのに、法定速度内で密集している割には結構スピードだしていても、隣車線とぶつからない。って時々不思議に思います。勿論みんな車幅感覚ってのがあるんですけど。だけど、車幅が何mで車線が何mなんて、いちいち測ってる人は居ないと思う。だけど、ぶつからない。なんか集合的無意識を感じます。

そんな感じで、犯罪者も居るけど、やっぱり人間愛ってどこかにあるのかなぁ?なんて、考えます。
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エゴをなくして人間愛を高める努力は必要だと思います (まる)
2014-05-22 15:10:10
車間距離もあるし、パーソナルスペースというか、他人とはある程度の距離をとっておきたいという本能があるみたいですね。
それは多分、人と「ぶつかりたくない(互いの自由を尊重する)」→「仲よくしたい(穏やか、平和でありたい)」てことで、それが「人間愛」だったり・・・・する?
まあ、中には車間距離を無視して危険な車もありますが^^;

車も人も、仲よくしなければ生きていけない。お互いを尊重しなければぶつかってしまう、ぶつかれば自分もけがをする。^^;

エゴが強くなると人間愛はなくなってきます(すると自分に返ってきて痛い^^;)
誰にもエゴはあるものだし、100%エゴの人もいない。いたら完全に壊れてるし、誰からも理解不能^^;)
けれど、気をつけなければいつのまにかエゴは強くなっていくもの。
人間愛は誰にでもあると思いますがその強さは人によって違う。だから「育て高めていく」ものだと思います。

ちょっとややこしかったかな~?^^;
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