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「狂女、純情す」 戸川純著

2024年07月06日 | 読書



妹が亡くなり、マスコミから追われ、男と出会った。
それは修羅の始まりでもあったーー戸川純、初小説 
【インタビュー】
戸川純「獰猛な生への執着」(聞き手=前田隆弘)

「文學界」なんて文芸雑誌を初めて買った。
子どもの頃から読書は好きで、小説も山ほど読んできたけど、
文學だっ、、、たか? 娯楽息抜きだったからなあ。
でも、
戸川純の初小説って言うので、Amazonで予約して買って発売日には読了。

純ちゃんの半自叙伝のような歌詞解説集と交友録の2冊を読んでたので、
序章で「え❗️えーー!?」てなった。
で、読み進めながら「純ちゃん、マジですかー!」「こんなん書いていいんですかー!」って。

ヤプーズでも「エロ、グロ、イノセント」を標榜して音楽やってるので、
まさに「エロ、グロ、イノセント」な小説になってる。

そう、、、小説なんですよ。創作。作り話。
、、なんだけど、なまじ半自伝的なのを読んじゃってるから、
現実なのか小説なのかドキドキ💓しますたよ、純ちゃん。

本人もだけど、
これってあの人だよねとか、モデルになってる人がいるし実際の出来事も入ってるから、
ちょっと混乱します。

やられたー😄

これ読んで、
純ちゃんて、こんな人でこんな衝撃的なことがあったのか、
なんて信じちゃったらどうするよ、、、てちょっと心配もします。
(どんな純ちゃんでもいんだけどね)

文章が文學的で味わい深く、ストーリーも純ちゃんらしくて、
若い頃から、病んでるとか変わってるとか言われて、ならそう言うの書いてやるよって、
きっとイタズラっぽく「うふふ」なんて笑いながら書いてたりもしたんじゃないかな。
(書く作業は孤独だったって、人生相談で言ってたけど)

昔、監督兼主役の映画を作ったことがあってニコニコ動画で観て面白かったけど、
それを思い出した。

久しぶりに、小説を楽しみました。

純ちゃん、文壇デビュー、おめでとさんです。
面白かったです。

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