今日、4月14日(土曜日)(1759年)はヘンデルが亡くなった日です。この日は私にとっても記念すべき日(独立記念日)なので、感慨深いものがあります。ヘンデルは亡くなる近くまで精力的に音楽活動をしていたようで、3月30日、4月4日、4月6日にそれぞれ「メサイア」を3回演奏し、4月6日の最後の演奏会から帰宅して、そのまま病床に伏したようです。
1752年8月に脳卒中に罹り、視力が低下し、同年11月に眼の手術を受け、一時的に視力は回復したものの、1753年1月には殆ど視力を失ったようです。視力を失った原因についてはよく分からないのですが、バッハの目の手術もした、いかさま眼科医のせいなのか、また、脳卒中によるものなのか(後頭葉の脳梗塞か?、この為ならしかたがないかな...)、また、体格が良さそうなので(メタボ体質)、糖尿病からきた網膜症や白内障、緑内障などの合併症のためなのか、色々勝手に想像してみるのですが、今の医学なら簡単に治療できたことを考えると残念無念です。文献で確認しているわけではないのですが、伝記から推測すると、私の考えでは、脳卒中を以前から繰り返していること、視力を失ってからも6年間は音楽活動が可能であったこと、晩年には徐々に体力が落ちていること、肖像画では肥満傾向があることなどから考えて、元々、糖尿病、高血圧などの生活習慣病があり、徐々に脳血管障害が進行し、脳卒中を繰り返し、糖尿病による網膜症も併発し、最終的には脱水、低栄養状態になり、感染症も併発し、亡くなったのではないかと推測しています。
とにかく、病気になり、失明してからもヘンデルの音楽活動に対する情熱は衰えず、圧倒されるものがあります。
偉大なるヘンデルに黙とう.....。