「定本ヒモのはなし」(つかこうへい著)
「ヒモのはなし」と「出発」の戯曲。
戯曲の合間に、ト書きのように、
つか先生のお話が盛り込まれているのが、すっごく面白い!
先月の「ヒモのはなし」千秋楽特別バージョンは、この戯曲だったんだ~と
あの日の舞台が蘇ってくる。
台詞をぜんぜん覚えられないけど、あの日の空気は覚えている。
この台詞で、涙が止まらなくなったっけ。
この時の表情が大好きだったっけ。
もうこの本、図書館に返したくないなあ。
昭和57年に出版されたこの戯曲。
ヒモは、三浦さんバージョンが私の中のオーソドックスになっているけど、
当時はどんな芝居だったのだろう。
どんなに悔やんでも、過去の芝居は観られない...
でも、こうして知らなかった芝居を知ることができるのは、とっても嬉しい。
「出発」は、舞台も戯曲も初見。
観たことがないので、頭の中でなめらかには進行しないけど、
やっぱりつか先生の台詞はいいなあ。
この芝居も是非、是非!劇場で拝見したい!