「アカペラ」

（山本文緒著）
★★★★★（ベアの満足度）
不仲の両親、母の家出、祖父と二人暮らし、
中卒で就職、四者面談。

父の死で20年ぶりに実家に帰る。
従妹との再会、幼い恋。

病弱な弟、49歳独身の姉、リストラ。

端から見ると、かわいそうな身の上の３本のお話。
でも、どの主人公も幸せに暮らしている。
周囲の思惑などどこ吹く風で、
「幸せ」って、思ったもの勝ちだな。

状況に頼る事なく、丁寧に心情を綴っていく小説。
がっつり本を読んだ気持ちにさせてもらいました。

「自力整体脱力法」

体が歪んできたので、また借りてきました。
すぐに借りられたのが、「脱力法」
こんなに借りるのなら、手元に...とも思いますが、
いろいろ試してみたいので、しばらくこのスタイルで。

１時間かけて、脱力してみるとわかる。
どれだけあちこち力を入れて生活しているのか。
全身を脱力し、使っていない部分を伸ばしただけで
体がとっても楽になりました。

「石田ゆり子 京の手習いはじめ」

（石田ゆり子著）
★★★★（ベアの満足度）
着物で京都をめぐり、伝統を体験する
「グラツィア」の連載。
京繍、雛人形、表装、京友禅
祇園祭、川床、扇子、茶事、錦市場などなど。

一流の方に指南いただき、京の文化に触れる。
ゆり子さんの優しい文章と気づき。

観光ではなく、丁寧に京都の街を歩いてみたくなりました。
写真も多く、着物って素敵と思う１冊でした。