
(恩田陸著)
★★★★(ベアの満足度)
朝の8時~翌朝8時まで80キロの距離を歩く「歩行祭」
前半は団体歩行でクラス単位で、
仮眠を終えた後半は自由歩行。
年に一度のイベントに興奮さめやらないままスタート。
肩を並べる友人との会話もとぎれがちになり、
日が暮れる頃には、話題も核心に迫り...
本音しかしゃべれなくなるほどの疲れ。
高校時代の恋愛、悩みにすっぽりと浸る24時間。
懐かしいやら、羨ましいやら...。
自分の気持ちをみつめ続ける時間は、
今日のカード体験ともリンク。
高校時代に、こんな経験できるのは、貴重だなと思ったら、
私も高校時代、競歩大会として、30キロ走らされたことを
ふいに思い出す。
歩行距離同様、結構なボリュームの本でしたが、
はまって一気読みでした。