(酒井順子著)
★★★(ベアの満足度)
「痛い」=無理に若作りしていることに、
他人は気づいているけど、
本人はばれてないと思っている状況。
好きなものを好きって思っているだけだけど、
私も痛いかなあ...。
ちょっと不安になった。
髪、声、腹、口など外見的なことの章は
ここまで自分たち世代をいじめなくてもと思うほど
容赦ない。
おばさん未満ではなく、ズバリおばさんだろう。
旅、女性誌、言葉、余暇など文化的なことの章は、
誇っている部分なんだろうな。
親、恋、友達、懐かしさなどは、しみじみとしてしまった。
おばさんの定義って、難しい。
でも、まだ自分のこと「おばさん」と呼んでしまう勇気はない。
気持ちが中途半端なことは、著者にすっごく共感。
この中途半端さは、まわりも扱いにくいだろうなあ...。