
「太鼓たたいて笛ふいて」NHK-BSにて放送
林芙美子さんの生涯を大竹しのぶさんが演じる。
「放浪記」とは、また違う視点の、戦争色が濃いストーリー。
政府お抱え作家として、太鼓たたいて笛ふいて
戦争を煽ってしまった後悔を、
戦後、体調を壊しながら、作家として世間に伝えていく。
ストーリーと役者さんの芝居で、ぐいぐいと引っ張っていく。
改めて、大竹しのぶさんってすごい女優さんなんだと気づかされる。
演じているというよりも、林芙美子になりきり、
のりうつっているという感じ。
彼女を見守り、寄り添う母もスゴイ!
見応えのある3時間。
劇場で見たかったけど、
画面から伝わるメッセージを真摯に受け止めたい。
(劇場中継があって良かった)
煽られることなく、本当のことを見極める力。
間違いを認め、正す勇気。
そして、争いの後に残るものは...
林芙美子さんの書かれたモノを、まずは感じてみようと思います。