(成井豊著)
★★★★(ベアの満足度)
ノウハウ本でも推理小説でもない、
きゅんとする本が読みたくて、この本に行き着いた。
さすが、キャラメルボックスの成井さん。
父と娘の交流をこんなにさらりと作ってしまうなんて。
思い出を大事に暖め、目の前のことに全力で取り組み、
スピード感あふれるラストは、
キャラメルボックスの芝居を観ているようでした。
時はクリスマス。
42歳の脚本家の前に14年前に別れた娘がやってくる。
自分の書いた小説を持って。
5才の女の子の約束。
何年経っても消えることがない愛された記憶。
見逃した舞台はやっぱり大きかった。
ううん、どこかでまた巡り会えると信じたい舞台でした。