6/29-7/4 劇団青い鳥@小劇場楽園
春にもらったお手紙に
「いさぎよく散るのはもうちょっと先にしよう」の文字。
すごく、すごく嬉しかったです。
柱をはさみ、2方向から観るスクエアの舞台。
自然な展開の6つの場面。
会場中が同じ笑いを共有し、客席が一体となっていく。
すっごく、すっごく笑った。
オーディション会場には4人の役者。
影の声に従い、即興劇が始まる。
母の骨を食べる末っ子。
うんこにするかゲロにするかでもめるシーンは、
初めて観た芝居を思い出す。
金太郎、お弁当箱のうたを真面目な顔で論じる人達。
真面目であればあるほど、大笑い。
小さなちゃぶ台に小さな鍋にはおでんがいっぱい。
本気で食べる人達、
今夜はおでんにしようかと思うくらい美味しそう!
おばあちゃんが衣裳を脱いだら、配役交代。
どの役をやっても、そこに自分がいる役者さん達。
赤のマニキュアの似合う喫茶店のオーナー。
なかなかつかないタバコ、織女さんはどんなシーンも絵になる。
お金をめぐる2人2組の会話。
黒い布に包まれた何かを運ぶ人。
開けるとたくさんの風船。
着ぐるみの役者さんが、場面1と2を演じる。
着ぐるみを着ていても、
前と同じ感情で同じ表情で...
それに気づいたら、涙が止まらなくなりました。
外見にまどわされることなく、
どこにいても、どんな役割でも、「私」は「私」でいいんだって、
背中を押してもらった気がしました。
着ぐるみさん総出演で、楽しく歩く。
楽しそうにしている姿って、こんなにわくわくするものなんだ。
笑顔って、スゴイ!
客席と紙テープでつながったまま、さよなら?
アンコールが鳴り止まず、何度も何度も動物さんが
出て来てくれました。
市堂令、やっぱり大好きだよ。
また次も、待っていてもいいですか?
元気になる舞台をありがとうございました