(角田光代著)
★★★★(ベアの満足度)
食についてのエッセイ。
私の愛するもの、春夏秋冬の食べ物、とくべつな記憶。
若い頃、野菜をほとんど食べなかった著者。
大人になってから、食の好みが変わったのと
克服しようという気持ちから
食べられるようになった食べ物を紹介。
この挑戦する姿勢と
同世代(著者の方が上)だからわかる時代感。
一日3回、絶対にご飯を食べるところも同じ。
あっ、これは私食べられる、これはまだダメ。
などと食べ物というのは、
人を饒舌にさせる。
そして、直木賞作家が語ると
本当にリアルに食べ物が伝わってくる。
作ってみようという気になったのと
子供の好き嫌いに目くじらたてなくって
いいっかという気持ちになりました。