今年もカリコミました。

あつくなってきた。
ママ　　「あつそうだね、きるかね～」
ぼく　　「きやない。」
ママ　　「すぐだよ、いたくないって。」
ぼく　　「バリバリ？」
ママ　　「うん、バリバリ。」
…ぼくは、しぶしぶ“おふろば”にむかった。
ブイ～ン、ブイ～ン…
ママ　　「めんどくさいな、ぜんぶやろっか。」
おねえ　「かわいい～！　はげちょびん！！」
ママ　　「かっこいいって、いってあげて。」
おねえ　「かっこいい～！　はげちょびん！！」
ママ　　「…はげちょびんって。」
…こうして、ぼくは“はげちょびん”になった。

…けっこう、きにいってる。
ねるときも、つい…ショリショリしちゃう。
ママ　　「きのう、ねながらショリショリしてたね。」
ぼく　　「うん、いい～。」
ママのカリコミにも、だいぶんなれた。
“じんせい”、なれれば…どってことない。

コルクタイル遊び

あつくなってきたら、“おへや”のコルクタイルが、ゴワゴワになってきた。
ママが、ぜ～んぶはがした。
すごっく、たくさんのコルクタイルがあって…
あそぶことにした。
おにいちゃんが、“はこ”をつくりはじめた。

ぼくも、マネをして…ブチブチやりはじめた。
おにい　「おい！　こわすなよ！」
すぐに、おこられた。
おにいちゃんが、なんこか“はこ”をつくったら、ぼくにひとつくれた。
おにい　「はいっていいぞ！」
ぼく　　「くんの？　いい？　…ワンワン！」
ぼくは、うれしくて“ワンワン”になった。

このあと、おにいちゃんは“おおきいはこ”をつくってくれた。
おにい　「こわすなよ！　はいっていいぞ！」
おねえ　「やった～！」
おにい　「じゃあさ、ポケモンになって。つよいやつ！」
おねえ　「うん、わかった！！」
バリバリ！！
おねえ　「ぎゃおおお～！！」
おにい　「おぃぃ！こわすなってぇぇ！！」
おねえ　「…」
おにいちゃんは、ないてた。
ママ　　「だって、つよいポケモンっていうから…つよいのは、こわすとおもうよ。」
おにい　「じゃあ、よわいのにして。」
おねえ　「…アンアン。」
おにい　「ポケモンじゃねえだろ！」
…しばらく、ケンカはつづいた。
そして、“コルクタイルあそび”はおわった。

パパ弁当

おねえちゃんが“えんそく”のひ、パパが“おべんとう”をつくってくれた。
“おいなりさん”がはいってて…おねえちゃんは、うれしそう。
おねえ　「ねえ、ママ～　“しゃしん”とって♡」
ママ　　「いいよ。」
ぼく　　「とって～」
おねえ　「ダメ！　うちがとるの！」
ぼく　　「…（しょんぼり）」

ぼく　　「とって～、ママ！」
おねえ　「うちの！…うちに、つくってくれたの！」
ぼく　　「くん！」

なんだかんだ、“しゃしん”がおわって…おねえちゃんは“えんそく”へ。
“あめ”がふっていたので…バスでドライブしたらしい。
おねえ　「きょうね～アメリカにいってきた！」
ママ　　「アメリカ？」
おねえ　「いつも、“ひこうき”とかいるじゃん。アメリカ。」
ママ　　「…あ、アメリカね。（横田基地のことらしい…）」
おねえ　「また、アメリカいきたいな～」
ママ　　「いきたいね～」
おねえちゃんは、アメリカがすきらしい。
ぼくも、“ようちえん”の“えんそく”で、アメリカにいけるかな…

うちの“おうち”

ママが、いつものように“おへやのいどう”をした。
（パパが、「だから“ち”がでるんだよ。“あかちゃん”のこともかんがえなさい！」って、
“おへやのいどうきんしれい（お部屋の移動禁止令）”がでた。）
なにもはいってない“たな”が、あった。
おねえ　「うちの“おうち”にしていい～？」
ママ　　「いいよ。“２かいだて”だね。」
おねえ　「うん、うちは“２かい”でねる！」
おねえちゃんは、あたらしい“おうち”であそびはじめた。

おねえ　「なんか…きつい。」

おねえ　「ねられない…」
おねえちゃんの“おうち”は、きつくて…ねむれないらしい。
おねえちゃんは、“おひっこし”した。
“おうち”をさがすって、たいへんだ。