できる主婦

災害時には、水が貴重になるって読んだ。

ママ「水が出なくなったら、給水車でもらうじゃん？ その水を大事に大事に使うじゃん？ 」
パパ「うん。」
ママ「意外とさ、ちょこちょこ手洗いとかで水を流しっぱなしなんだよね。」
パパ「うん。」
ママ「ちょっと、水を大事にする。」
パパ「うん。いんじゃない？」
そこで、ママは…桶を出してきた。
手洗いやら野菜洗いやらで使った水を溜めてみた。
さらに、古くなったタオルや台ふきんなどを集めてきて…

小さく切って、洗面所の足台（白いホーロー容器）に入れてみた。

その布で、食後の汚れ物（特に油もの）を拭いてみる。
ママ「ちょっと…できる主婦みたいじゃん？」
ママ「これで、どのくらい違うんだろ…」
ママは、節水モードになった。
ママ「ちょっと、洗濯機使わないで…手洗いしちゃおう。」
ママ「うわ…タオルの汚れ、すごっ！」
ママ「靴下の汚れ、ひどっ！」
お風呂上がりに使っていたタオルが、意外と汚れている事実にビックリ。
ママ「疲れるな…洗濯機だな。」
ママ「タオルと靴下は、手洗いしてから…洗濯機に入れるかな。」
ママの節水モードは、早くに終結。
ママ「やってみたいこと、あるんだけどさ。」
パパ「なに？」
ママ「トイレの上水道を止めて、タンクに風呂水や雨水入れて流してみたいんだけど。」
パパ「いんじゃない？」
ママ「上水道止めるの、どうやるの？」
パパ「これを、マイナスドライバーで縦にするんじゃない？」
ママ「そうか…」
ママの節水モードは…まだ続く。

キモチの表現方法

パパが、仕事帰りに“お土産”を買ってきた。
ママ「甘いモノが食べたかったの？」
パパ「いや、どうやったら…このキモチが伝わるかな～って考えて。アクセサリーは金属アレルギーだし、化粧品もかぶれちゃうし…」
ママ「そだね～(笑)」
パパ「シュークリームにした。」
ママ「うん、食べ物がいいよ(笑)」
というわけで、シュークリームを食べた。

ママ「これは…生クリーム？」
パパ「そ、生クリーム好きにはたまらないって書いてあった。」
ママ「…だろうね。」
ママは何口か食べた…
ママ「もう、生クリームを受けつけない体になってる…」
パパ「すごいクリームの量だね。」
ママ「…あげる。」
パパ「えぇ～、もういいの？」
ママ「うん、生クリームを拒否してる、体が。」
パパ「じゃ～、何がいいの？」
ママ「アップルパイとか…パイ系は食べれる。」
パパ「アップルパイは、前に買ったから…違うのがいいかなって。」
ママ「そっか。」

キモチを形にするのって、難しい。
キモチは形がないけど、想ってくれるってのが嬉しい。
いつも、野菜作ってくれるし…
いつも、食事作ってくれるし…
いつも、子供に優しいし…
キモチは形になってますけどね。
キモチをありがとう。