重荷

５月の週末は、色々な人が“お泊り”に来て…忙しかった。
ちょいと“疲労感”があるときに、ある文章を読んだ。

新しいトラックの威力を見せようと雪降る中、薪を集めに行く人の話が載っていた。
雪にタイヤをとられ“空回り”する時、その人はたくさんの薪を乗せた。
その“積荷”により…トラックは動き始め、家に帰れた。
　

「時々わたしたちは、幸福とは積荷がない状態だと誤解することがあります。
　しかし、積荷を負うことは幸福の計画において必要不可欠なことなのです。」
　　
（デビッド・Ａ・ベトナー　『容易に重荷に耐えられるように』リアホナ　2014・5月）　

そうか、“積荷”は必要か…と素直に心にしみこんだ。

よくよく考えてみると…
“お泊り”のおかげで、家の中は整えられた。
“お泊り”のおかげで、ちゃんと食事も作れた。
家のことを、きちんとできる“状況”になった。
神様は、一番良い方法を知っている…
それは、自分の望む方法とは違うけど。
どうやったら“家のこと”をやり始めるか、
自分よりもよく知ってる…ってことだ。

さて、今月３回目の“積荷（お泊り）”に向けて…準備するかな。

　　　　

双子

おねえちゃんは“クリスマス”に、“クマちゃん”をもらった。
その“クマちゃん”に“スカート”がほしいといいはじめた。
そこで、ママは“あみもの”のスキな“Ｅママ”に…おしえてもらうことにした。
Ｅママ　「じゃあ、ためしに“スカート”、つくってみますね。」
ママ　　「ありがと～、わたしにもできそうなら…おしえて！」
というわけで、Ｅママがつくってくれた。
Ｅママ　「もうひとり“クマちゃん”つくってみました。」
ママ　　「え～、よろこぶよ～」
おねえちゃんが、ビックリしてた。
おねえ　「ママ～、“ふたご”だよ、このこたち。」
ママ　　「え～、そんなに、にてる～？」
おねえ　「ほら！」

まったく、おなじ“クマちゃん”だった。
ママ　　「なんでだ～！」
おねえ　「Ｅママがつくったのかな～」
ママ　　「え～？」
ママがＥママにきくと…
Ｅママ　「あ、はい。“クリスマス”にたのまれて、つくったんです。」
ママ　　「すごっ！」
Ｅママ　「そんなことないです。」
ものすごく、ひかえめだけど…すごいママがいた！
おねえ　「ママ、このこたちの“おふとん”がほしい～」
ママ　　「でた…ほしいモノがふえていく…」
おねえ　「ハンカチだと、うごいちゃうから…」
ママ　　「じゃあ、“おふとん”をおしえてもらうかな…」
ママは、Ｅママから“おふとん”をおしえてもらった。
Ｅママの“ゆび”のうごきは、ミラクルだった。
おねえちゃんが“かばん”もほしいといってるというと…
わずかな“じかん”で、サラリとふたつの“かばん”をつくってた。
ママは“しげき”されて、“おふとん”をがんばった。
ママ　　「ほれ、“おふとん”。」
おねえ　「うわぁ！　これで、ねられる！」

おねえちゃんは“クマちゃん”とねたり、“がっこう”いかせたり…
“おせわ”している。
Ｅママも、ちいさいときに“ぬいぐるみ”を“おせわ”してたんだって。
おねえ　「ねえ、Ｅママのおうち、いきたい！」
ママ　　「“がっこう”が“おやすみ”のときね～」
おねえ　「ほかの“クマちゃん”に、あいたいな～」
ママ　　「…」
おねえちゃんの“せかい”は、どんどん…ひろがっていく。

自分の稼ぎ

“おうちしごと”で、“おかね”をもらうようになって…
ずいぶん“おかね”がたまってきた。
おにいちゃんは、スキな“カード”をかったり、“マンガ”をかったり…
なんだか、ぼくたちも“なにか”をかいたくなった。
ぼく　　「ぼくも“カード”ほしい！」
ママ　　「なんの？」
ぼく　　「“ドラゴンボール”の！」
おにい　「“オフハウス”にあった。」
ママ　　「それは、プレミアついてる“たかい”のじゃ…」
おにい　「いや、ふつうのも、あった…とおもう。」
おねえ　「わたしも、“なにか”かいたい！」
ママ　　「“なにか”じゃなくて、“ほいしモノ”をかうんだよ。」
おねえ　「“かわいいモノ”！」
ママ　　「まぁ、いいか…じゃあ、いこう。」
おにいちゃんとおなじ“１５０えん”もって、“かいもの”へ！
みんな、いろいろ…ウロウロして…
おにいちゃんとぼくは“カード”、おとうとは“ミニカー”！
おねえちゃんは…“まくら”。

ママ　　「なんで、“まくら”？」
おねえ　「え～、かわいいじゃん！」

おねえ　「“ねこ”ついてるし！」
ママ　　「…」
おねえちゃんは、はりきって“まくら”でねた。
でも、あさおきると…“まくら”は、どっかにいってる。
ママ　　「イミないじゃん。」
おねえ　「“かわいい”から、いいの！」
おねえちゃんにとって、“かわいい”ことが…“だいじ”らしい。

魔法の力

“としょかん”で“ハリー・ポッター”のＤＶＤをかりたら…
みんな、ハマった。
おにい　「エクスペクト・パトローナム！！」
おねえ　「エクスペリアームス！！」

ぼく　　「ガルガンチア・パニッシア！」
おにい　「それ、ゲームだろ！」
おねえ　「じゃあ、じぶんでつくった“まほう”も！」
ぼく　　「はげろ！」
おにい　「“じゅもん（呪文）”じゃない、それは！」
おねえ　「ガイコツ・ガロン！」
おにい　「なんだよ、それ。」
おねえ　「“がいこつ”になっちゃうの。」
それから、“しんぶんし”をまるめて、さきをボサボサにして…
おねえ　「じゃあ、“とぶ”！えいっ！」

ママ　　「おぉ～、とんでるみたいだ。」
ぼく　　「ぼくも！　えいっ！」

ママ　　「おぉ～、“まほう”だ。」
“しんぶんし”の“ほうき”は、ボサボサがとれて“ゴミがでる…
ママ　　「ちょっと、このゴミ、すててくださ～い。」
おねえ　「あ～ぁ、“まほう”がつかえたらな～」
ママ　　「とんでたじゃん。」
おねえ　「ちがう！“まほう”で、ゴミすてるの！」
ママ　　「“れんしゅう”しときなよ。」
おねえ　「えぇ～、できない～」
ママ　　「“まほうがっこう”でも、“れんしゅう”してたじゃん。」
おねえ　「あ、この“ほうき”で、あつめよう！」
ママ　　「ちょっ、よけいゴミでてますけど…」
おねえちゃんの“まほう”は、ゴミがでる。

パパとの時間

みんなが“しょうがっこう”や“ようちえん”にいくと…
おとうとは、ママやパパとすごす。
パパが“おやすみ”のときは、“けんどう”しにいく。
パパ　　「“たまがわ”いってくるね。」
おとうと「めんめん！」
パパ　　「いっしょにいくか？」
おとうと「く！」
おとうとは、じぶんの“しない（竹刀）”をもって…

パパと“たまがわ”で、“けんどう”してくる。
ねるときに、ママに“ほうこく”する。
おとうと「め～んって。」
ママ　　「パパとしたの？」
おとうと「うん！」
パパとの“けんどう”は、“たのしい”らしい…
パパとの“けんどう”は、“つかれる”らしい…

“ようちえん”になるまで、あとすこし…
パパやママとの“じかん”も、あとすこし…