Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

Modelo(メキシコ)2種飲み比べ

2021-07-05 18:00:00 | その他の国のビール
メキシコのビールと言えば「コロナビール」が有名ですが、今回は「Modelo」というビールの2種類を飲み比べしました^^
モデロ社はコロナビールも醸造していて、現地ではこのビールも人気商品だそう。
 
まずは『Modelo・Especial』(モデロ・エスペシアル)、「ピルスナー」タイプのビール。
ピルスナーにしては意外にも濃い目で、ブラウンがかっています。
麦芽の甘みが強く、コーンのニュアンスがあるのかも。
東南アジアとか暑い国のビールに共通する感じがしました。
飲み口はコクもあって、香りの印象よりは飲みやすく、でも後に残らない軽さ。
その軽さはアルコール度数が4.5%と少し低めというのもあると思います。
爽やかではあるけど、フルーティーとは違うさっぱり感。
オレンジハニーとほのかなハーブの香りが特徴的と謳っていますが、残念ながら私はそれをあまり感じませんでした^^;
「Especial(エスペシアル)」とは「特別」という意味があり、メキシコでは特別なひとときやお祝いの際に飲まれるそうです

そして次に『NEGRA・MODELO』(ネグラ・モデロ)、ミュンヘンスタイルのビール。
ダークモルトとカラメルの様な甘い香りがしますが、飲み口はとてもあっさり。
色味はダークブラウンですが、透明感もあります。
所謂「黒ビール」とは全然違う味わいで、ダークラガーではありますがパンチ力や個性はほとんどなく、すいすいと飲み切りました。
メキシコで一番売れているプレミアムラガービールだそう。
 
Modeloは1925年創業の醸造所で、メキシコでは有名なビールメーカーの様です。
調べてみるとホームページもありましたが、英語のみなので詳細までチェック出来ませんでした(涙)。
基本理念が「Fighting Spirit」というのはとても熱い物を感じます。
今回紹介した2種類の他にも後2種類のビールがあるようですが、こういうのを知る度にいつか現地に赴いて飲んでみたいと思いを馳せるのであります。


 

Coopers(オーストラリア)2種

2020-10-30 18:00:00 | その他の国のビール
私事ですが今月の27日が誕生日で、沢山のお祝いとビールを頂きました!!
ありがたき幸せっっ!!
頂いたビールも早く飲みたいのですが、今回はちょっと前に飲んだオーストラリアの『Coopers』2種類のレポです^^
私の近所のスーパーには6種類あったのですが、まずは『BEST EXTRA STOUT』と『Session Ale』。
 
『BEST EXTRA STOUT』は名前からも分かる様に黒ビールです。
黒ビールにも色んな種類がありますが、これは本当に真っ黒。
麦芽を焙煎した香ばしい香り、飲みごたえもガツンとしっかりとしています。
苦みの中にほんのりと感じる甘みが良いバランスです。
アルコール度数も6.3%と少し高め。他のビールに比べて3~4倍の麦芽を使っているそうで、流石のパンチ力。
もう「THE・黒」と言えるような、王道の味わいでした。


 
『Session Ale』はCoopersが14年ぶりにリリースしたと言う新しいビール。
濁りが多い濃い黄土色。華やかなホップと柑橘系の香りがします。
その爽やかさが飲みやすさに繋がるんですが、後味に苦みとコクが残ります。
麦芽はPale maltの一種類、ホップはギャラクシーとメルバの2種類を使用しているそう。
どうやらこのビールを輸入しているのがそこのスーパーだけみたいで、ネットで調べても英語のページばかりでした。
それもあって今回は即決でこの種類を選んだんですけどね。


 

因みに、黒ビールの方のラベルが黄色でセッションエールのラベルが青なんですが、
私の中で「黄色がセッションぽい」というイメージがあるのか…
この後黒ビールのグラスにセッションエールを注いでしまい、ハーフ&ハーフになってしまいました;;

Coopersは1862年に設立されたオーストラリア最大のクラフトビール会社です。
クーパー一族による家族経営で、オーストラリア国内での売り上げは第3位だそう。
一次発酵は大樽で、それを瓶詰めし、瓶の中で二次発酵させるといった特徴的な製法をしていて、
世界でも数える程しかないと言われる伝統製法です。
最近では日本のクラフトビールでもそういう製法をしている物もあります。
スーパーにあった残りの4種類も飲んでみたいし、勿論飲む気は満々!!
その前に誕生日に頂いたビールが待ってます!!わーいわーい!



 

CHESTER’S IPA

2020-06-08 18:00:00 | その他の国のビール

今回はすごく珍しい、私自身も初めてとなる南アフリカ共和国のビールです^^

濃くて赤みがかったブラウンが印象的。
ホップの香りは苦みの中に甘みを感じ、しっかりとしています。
飲んだ瞬間から酸味と甘みが舌に広がって個性的。
アルコール度数も7%と高めで、ゆっくりと味わえます。
香りに比べると甘みと香ばしさが強く、スイーツとも合いそうなビールでした。

 

南アフリカの伝説のラガーマンと言われるチェスターウイリアムズ氏がプロデュースする
南アフリカ産の「IPA(インディア・ペール・エール)」。
チェスターウイリアムズ財団は子供たちへの健康貧困撲滅や教育の支援を行っていて、
この商品の売上の一部は財団に寄付されるそうです。
チェスターウイリアムズ氏は南アフリカが優勝した1995年のラグビーワールドカップで、
唯一の非白人選手として、27試合に出場し14トライを挙げた伝説のラガー。
このビールのラベルにもその姿がプリントされています。
アパルトヘイト撤廃後初の非白人代表選手であり、去年49歳という若さで亡くなったそう。
ビールを飲んだ後に調べて知りましたが、とても複雑な思いになりました…。

そして気になったのは南アフリカのビール事情。
以前ワインバーで働いていた時に南アフリカのワインも取り扱っていたのでワインのイメージがあったのですが、
意外に大衆は圧倒的にビールを支持しているんだとか。
10年以上前から、アルコール市場の半数以上(56.5%)をビールが占めている構図が固定されていて、
第二位のワイン(16.5%)との差は歴然でした(いやはや、意外です)。
その背景はSAB(South African Beer Breweries)ミラー社の独占状態のよう。
ミラー社と言えば、アメリカのビール会社で有名ですね(今度改めて飲んでみよう!)。
毎年南アフリカ各地で地ビール祭りも開催されるほどビールはポピュラーなお酒だそう(親近感っ)。
しかもヨハネスブルクのニュータウン地区には「SAB World of Beer」なるビール博物館もあるらしい。
ビール博物館…なんて楽し気な響きなんでしょう!!
この一本だけで、ぐっと南アフリカが近く感じるようになるんですから、
ビールってすごいですっ(単純な私)!!



 

コロナ・エキストラ

2020-04-02 18:00:32 | その他の国のビール

新型コロナに乗じて、というわけでもなかったのですが今回は「コロナ・エキストラ」を^^
ブログのビール生産地のカテゴリを「ベルギー」「ドイツ」「アメリカ」
「ヨーロッパ」「アジア」「その他の国」と分けていて、それぞれ情報を集めていたんですが、
「その他の国」ってあんまり見かけないなぁと思っていたんです。
そしたらコロナビールがメキシコ産だったというのを思い出し…。
購入した当時はまだこんなに影響が出るとは思いもしませんでした(涙)

コロナビールと言えば瓶のまま、ライムを添えて、という飲み方しかしたことがありませんでした。
今回は少しだけグラスに注いだものも試してみました。
甘めの麦芽のほのかな香り、炭酸の効いたクセのない飲みやすさ。
そのままだとやっぱり物足りなさを感じるのは今までのイメージが強いんでしょうね。
いつも通りライムも用意しましたが、こっちの方が断然しっくりくる!
炭酸の効き加減がライムの爽やかさを引き立てるし、瓶から飲むのも定着スタイル。
(因みにこのためにライムを探したんですが、季節がらなのか中々見当たらない。
やっと見つけた1軒目は1個250円もしてびっくりしました。最終的には158円でゲット。)


 

コロナビールは何と日本の輸入ビール第一位だそうです!
確かに以前からよく目にするビールではあったし、働いていたバーでも取り扱っていました。
世界でも最も飲まれているプレミアムメキシカンビール。
アメリカの有名なビールと同じように、軽い味わいが特徴。
やっぱり基本的にはジョッキに注がず、栓を抜いた瓶からラッパ飲みするのが定番です。
「このビールは。立って飲むのがお行儀です」というキャッチコピーもあったそうな。
ライムを添えるのは有名ですが、テキーラのように塩分を加えたりもします。
キャッチコピーと言えば「ライムがなければコロナを飲むな」というのもあったそうです(笑)。
実際、ライムを探しまわった甲斐がありました。

この時世の中、もしかしたら消費量が増えてるかもしれませんね。
飲みやすくてフレーバーもやさしいから、プラスアルファでも楽しめるビール。
今度飲む時は塩を加えるスタイルも試してみたいな。