Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

白金魚プラチナフィッシュクラフト ビア バル(川崎)

2021-07-20 19:00:00 | ビールのお店
先日川崎で用事があったので、川崎駅直結のatre3階にある『白金魚』さんに訪問してきました^^
 
カウンターとテーブル3席の小さなお店。木目調の綺麗な店内です。
 
東京は緊急事態宣言下、神奈川はまん延防止法下の中での久しぶりの外飲み。
普段は12タップありますが、この日は4タップしかありませんでした(涙)。
 
そんな中4種類全部頂きました!
まずは山梨「FAR TEAST Brewing」さんの「Silk Road」。
奈良醸造さんとの初コラボ商品のヘイジーサワーエールです。
ホップの賑やかな香りが印象的。
強い酸味で、爽やかだけどグイグイとはいけない個性派。
そして神奈川「東海道BEER神奈川宿工場」さんの「1623」、正統派IPA。
神奈川もクラフトビールは多いですが、私は初めて知ったブルワリーです。
コクと香ばしさのある香り、麦芽の甘みもありつつホップの苦みもありつつ、そのバランスが美味しかったです。
 
そして次に頼んだ二種類はどちらも泡なしで擦り切れ一杯!
神奈川は川崎の「TK Brewing」さん、ここのブルワリーもお初です。
「Leftover Commom」、とにかく複雑な味わい。
数種類のホップを使っているのか、個性的な広がりがありつつコクもありました。
最後に静岡の「反射炉ビヤ」、「セッションZappa630」。
弾ける様なホップが楽しいセッションIPA。
香りも良いし酸味もあるし、夏にはぴったりの飲み心地でした^^
 
お店の対面に「ビアマルシェ」があり、日本各地のビールを売っているのですが、営業形態の問題で「ビアマルシェ」で買ったビールをお店で飲む事は出来ないそう。
と、やはりここに来て酒類提供の是非が出てくるのが心もとなく…。
神奈川県でも緊急事態宣言が発令するのだとか。
今お店のHPを見たら休業となっていたし、飲む側としても提供する側としても、ましてやそれを生計としてやっている側としても、辛いです。
その辺は難しいお話が関わってくるので、割愛っ!!

BROOKLYN・LAGER(アメリカ)

2021-07-08 18:00:00 | アメリカビール
ビールコーナーではお馴染みの商品『BROOKLYN・LAGER』を改めてゆっくりと頂きました。
何度か飲んだ記憶はあるのですが、ちゃんと調べた事はなかったし、偶々勤務先の近所のスーパーでセールだったのもあり^^
 
ラガービールとしてはちょっと濃い目の琥珀色。
タブを開けた瞬間に弾けるようなホップの香りが漂います。泡もとてもきれい。
ホップに少しカラメルの様な甘みが乗った香りがして、飲み口もコクがあり、甘みを感じさせつつも残る苦みが美味でした。
 

「BROOKLYN」はニューヨークのカルチャー発信地、ブルックリンのウィリアムズバーグにあるブルワリー。
世界中から個性豊かなメンバーが集まるブルワリーとして知られています。
創設は1988年、アート・音楽・地域の活性化を支援し続けてブルックリンに根付いてきたそう。
「BROOKLYN」の創設者であるスティーブ・ヒンディは元記者。
中東に滞在していた時にサウジアラビアの外交官の熱心なビール職人にもてなされた経験から、アメリカ帰国後に自宅でビール製造を開始。
中東はイスラム教信仰の為飲酒はご法度ですが、どこでどんな出会いや文化交流があるのかは本当に未知の世界だと思います。
自宅でのビール製造に始まり、今ではアメリカを代表するブルワリーの一つになったのですから、それも奇跡的。
しかもブルワリーを設立した当初はブルックリン自体もあまり活気がなく、治安も悪かったそう。
そんな地域にあえてブルワリーを立ち上げた所にも、強い思いと意思を感じます。

『BROOKLYN・LAGER』はそんなブルワリーを代表するクラシックブランド。
レシピのベースは、19世紀にブルックリンで人気のあったウィーンスタイルのラガーです。
それまでは軽くて爽快な味のビールが主流だったアメリカに衝撃を与えたというのにはなるほど納得。
今ではアメリカというとクラフトビールの宝庫ですが、そのパイオニア的存在となったのです。
調べてみると今の「BROOKLYN」では4種類のビールが販売されているようですが、見た事がある商品も。
そして手に入る物であれば、やはり飲んでみたいと思う私でありました^^


Modelo(メキシコ)2種飲み比べ

2021-07-05 18:00:00 | その他の国のビール
メキシコのビールと言えば「コロナビール」が有名ですが、今回は「Modelo」というビールの2種類を飲み比べしました^^
モデロ社はコロナビールも醸造していて、現地ではこのビールも人気商品だそう。
 
まずは『Modelo・Especial』(モデロ・エスペシアル)、「ピルスナー」タイプのビール。
ピルスナーにしては意外にも濃い目で、ブラウンがかっています。
麦芽の甘みが強く、コーンのニュアンスがあるのかも。
東南アジアとか暑い国のビールに共通する感じがしました。
飲み口はコクもあって、香りの印象よりは飲みやすく、でも後に残らない軽さ。
その軽さはアルコール度数が4.5%と少し低めというのもあると思います。
爽やかではあるけど、フルーティーとは違うさっぱり感。
オレンジハニーとほのかなハーブの香りが特徴的と謳っていますが、残念ながら私はそれをあまり感じませんでした^^;
「Especial(エスペシアル)」とは「特別」という意味があり、メキシコでは特別なひとときやお祝いの際に飲まれるそうです

そして次に『NEGRA・MODELO』(ネグラ・モデロ)、ミュンヘンスタイルのビール。
ダークモルトとカラメルの様な甘い香りがしますが、飲み口はとてもあっさり。
色味はダークブラウンですが、透明感もあります。
所謂「黒ビール」とは全然違う味わいで、ダークラガーではありますがパンチ力や個性はほとんどなく、すいすいと飲み切りました。
メキシコで一番売れているプレミアムラガービールだそう。
 
Modeloは1925年創業の醸造所で、メキシコでは有名なビールメーカーの様です。
調べてみるとホームページもありましたが、英語のみなので詳細までチェック出来ませんでした(涙)。
基本理念が「Fighting Spirit」というのはとても熱い物を感じます。
今回紹介した2種類の他にも後2種類のビールがあるようですが、こういうのを知る度にいつか現地に赴いて飲んでみたいと思いを馳せるのであります。