Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

新潟麦酒

2020-02-26 18:00:00 | 日本のクラフトビール

先月、新潟のお土産に地ビールを3本頂きました^^
何のかんので、2月も終わりに近付いてやっとその1本を開けました。
最初に開けたのはその名もずばり、「新潟麦酒」です。

ちょっと濃いめのブロンド、濁りも特徴的です(酵母が活きてる!)。
缶を開けた瞬間から華やかな香りが強めに広がります。
飲み口も甘みが強く、発酵しているだけに酸味もありました。
コクがあって飲みごたえのある、個性的な味です。
個性的だけど飲みやすく、フルーティーで芳醇・贅沢な味わいのビールでした。

新潟麦酒は「本当に美味しいビールとは常温でも美味しく飲めるビール、
それを冷やせばもっと美味しい」をモットーにしているそうです。
1997年の創業以来、ブームの波には乗らず、一貫して美味しいビールを作り続けるという
素晴らしい信念のあるビール会社です!
どんな小さな仕事でも一つ一つ丁寧にこなしていくことで、
結果的に100種類以上(!)のビールを手掛けるマイクロブルワリーになったそうです。
その姿勢は個人的にも大きく見習いたい所であります。
まずは目の前の一つを丁寧に手をかけてというのは大切な事ですからね^^
日本で初めて「ビン内発酵」「ビン内熟成」によるビール製造方法で、
ビールの酒造免許を取得したというのも特徴の一つです。
今回飲んだ「新潟麦酒」は缶でしたが、「缶内発酵」をしているので独特な味を醸し出すんですね。

ドイツやベルギーなどで古くからおこなわれている製造方法により、
伝統的な旨みをもつ本格ビールを造っています。
厳しく吟味した麦芽とホップだけをしようして自然発酵させている100%ナチュラルなビール。

ビン内発酵・熟成というキーワードはとても興味があるので、
今後ビンの商品も是非飲んでみたいです!!
100種類以上って…素敵な響き(笑)。



 

アサヒビール神奈川工場見学

2020-02-22 18:00:00 | ビールのイベント記
先日20日にアサヒビール神奈川工場見学に行ってきました!
去年も行ったのですが、改めて2度目の参加でした^^
家からは約2時間の移動時間、小旅行の感覚です。
最寄駅は小田急線の新松田駅。
そこから路線バスに乗ります。因みに往復で(割引があって)670円。
1時間に1本程度なので、ちゃんと調べて行きましょう。
行きのバスも人がほとんどいなかったのですが、新型コロナウィルスの影響もあり、
この時間も3組しか参加者がいませんでした。
しかも22日からは工場見学自体中止だとかで、本当すごいタイミングでした!!

最初は「スーパードライの挑戦」という映像を見て工場案内へ。
ビール造りの工程をそれぞれ説明してくれます。
仕込み工程→麦芽とホップについて→ろ過工程→発酵・熟成工程→
缶詰め工程→びん詰め工程→地球環境への取り組み→アサヒの歴史について→
アサヒグループの商品紹介→品質管理について、という流れです。
あっという間に感じましたが、これでも約70分かけての見学となります。
私が今回興味を持ったのは「ろ過」について。
この過程でビール酵母・濁り・タンパク質を取り除くそうですが、
「活きている酵母を使ったビールや濁りのあるビールとの違いは?」と質問したところ、
酵母は発酵したらカスになってしまうので基本的には取り除くのだそう。
活きている酵母はまた後から入れているみたいですよ、との事。
ドイツビールとかはこのろ過過程がないものがあるので、濁りのあるビールもあるそう。
造り方によっても、味わいが変わってくるんだから、興味深いところです!

また、缶・びんの製造ラインの案内でビール工場では注文された分だけを作るので
作り置きはしない、というのも意外に思いました。
再資源化100%という環境に対する取り組みも素晴らしいですが、
大企業のこういう配慮は今後も欠かせないですよね!

 
そしてそして、待ちに待った試飲タイムーーー(わーい)!!!
試飲は20分間、3杯まで頂けます!!
この日は勿論看板商品の「アサヒスーパードライ」と「ドライブラック」「ドライプレミアム―豊醸―」の3種。
おつまみになだ万監修の「クリームチーズおかき」が付いてきました。
工場造りたてのビールはやっぱり美味い!!
工場の人は注ぎ方も上手ですし、泡の立ち方も絶妙なんですよね。
「ドライブラック」は黒なのにスッキリしてて飲みやすく、
「豊醸」はコクと華やかさ・甘味を感じる美味しいビールでした。
そしてリニューアルしたクリアアサヒの250mlまで頂きましたよ^^

大手ビール会社の工場見学は全部行った事がありますが、
アサヒさんは応対がとても丁寧な印象です。それがトップの風格なのかもしれません。
今年は他の3社についても改めて訪問する予定です♪
何にしても早く工場見学自体が復活する事をまずは願っております!


 

SCHMATZ(シュマッツ)

2020-02-19 18:00:00 | ビールのお店
TAP STAND」さんでビールを飲んだ後に新宿東口の近くにある
「SCHMATZ(シュマッツ)」さんの新宿三丁目店に初来店しました。
ビール仲間に紹介されてたお店で、気になっていたのでこんなにすぐ機会に恵まれて嬉しいです!
関東に多くの店舗展開をしていて、東京でも色んな場所にあります。
この日は土曜日だったのですが、何と土日限定でOPEN~18:00までハッピーアワー!
しかもそれが90分飲み放題!飲み放題(キラキラ)!!
1500円で飲み放題ーーー(興奮)!!

SCHMATZはオーナーさんがドイツの方で、ドイツビールやドイツ料理の美味しさを楽しめる空間を作りたいという
思いの元に展開されているビアダイニングです。
オリジナルのビールとドイツのクラフトビールを取り扱っているそうです。
この日は8種類のクラフトビールとワイン・カクテルが楽しめました。
1杯もジョッキなのでたっぷり飲めますよ。
 
私は6種類のビールを堪能しました。
その日のおススメビール「ERDINGER(エルディンガー)」のデュンケルは小麦を使っていて飲みやすい甘さが特徴的でした。
シャープさがあって、ダークビールなのにさっぱりと飲めます。
同じく「ERDINGER」のヴァイツェンは小麦の風味がしっかりしていて白ビールが好きな私もお気に入り。
爽やかな飲み口でした。
「FERNWEH(フェルンヴェー)」のペールエールは麦芽の甘みを感じました。
フルーティーな感じもあり、軽やかな飲み口。
「WALDLING(ウルドリング)」のエクスポートは麦芽のコクがあり、しっかりとした飲みごたえ。
「PRINZINGER(プリンツィンガー)」のピルスナーは華やかなアロマホップが印象的。
麦芽のふくよかさも感じます。
「BITBURGER(ビットブルガー)」のピルスナーは麦芽とホップの軽やかな香りがあり、
飲みやすさはピカイチ、ゴクゴク飲めるビールでした。
最後にお気に入りのヴァイツェンをもう一度飲んで、大満足です!!
タパスも500円から取り揃えていて、お食事も楽しめます。
まさか飲み放題にありつけるとは思いも寄らなかったので、テンション上がりました↑↑
周りのビール好きにどんどんおススメしようと思いますし、是非また行きたいお店です!

TAP STAND

2020-02-18 18:00:00 | ビールのお店
新宿でお昼過ぎ(15時過ぎ)からビールのお店の梯子^^
まずはJR新宿駅東南口からすぐの『TAP STAND』さんに初訪問。
BEER & PIZZAのお店ですが、今回はビールだけ。
お通し(?)にプレッツェルが付いてきたのでポリポリ頂きました。
 

15時開店直後に行きましたが、土曜日というのもあってか、
他のお客さんも結構入ってきました。外国のかたもちらほら。
入口のカウンターの前にタップが並んでましたが
今回は奥に行ったのでまじまじとチェックしませんでした(もっと押して行かねばっ!!)。
この日は23種類のラインナップ。
オリジナルビール、国産ビール、海外ビールとコラボビールを扱っていて、
その時々によって中身も色々変わるようです。
印象としては海外ビールが強いようで、聞いた事もないようなマニアックなものを揃えていたので、
ビールを掘り下げれば掘り下げるほど開拓したくなるようなお店でした。

最初はやっぱり白ビールが飲みたくて、リバブリュー(静岡)の「フジヤマウィット」を。
華やかな小麦の香り、甘味とコクがありました。でも後味はドライなのが面白いビールでした。
うしとらブルワリー(栃木)の「まろっとしたペールエール」はホップの香りが独特。
軽やかさの中にコクと苦みがあって、名前に沿った味わいが良い(まろっ)。
ストゥーブ(ワシントン)の「モザイクペールエール」が今回の一番。
今回初めて知った“モザイクホップ”ですが、本当に個性的な香りのあるホップ。
軽やかな口当たりなのに飲みごたえもあり、美味しいビールでした。
ブラヤ(エストニア)の「トーム」は“ゴーゼ”というスタイルのビール。
乳酸菌を発酵しているので酸味が強く、ビールの感じがしません。
ゴーゼビールにしては赤みが強かったのも特徴的で、奥深さを感じました。

 
S(200ml)・M(350ml)・L(470ml)のサイズ展開(種類によって違います)。
Sサイズでも850円というのはお高めな値段設定ではありますが、
美味しいビールをより深く楽しみたい方にはおススメです!
ビールマニア(?)に近づくためには叩くべき門かも(笑)。


 

ラーデベルガー

2020-02-12 18:00:00 | ドイツビール

ビールと言えばドイツ!
なんですが、ここに来てやっとドイツビールにありつけました!!
王室御用達だったという歴史のある「ラーデベルガー」のピルスナー。

輝くように綺麗な黄金色。
瓶を開けた瞬間に高貴なホップの香りが広がります。
飲み口もしっかりホップと麦芽の味がして、コクを感じつつ、
後味にキレのある苦味が残りました。美味い!!

ラーデベルガーはドイツのザクセン州ドレスデンの北東にあるラーデベルグにある醸造所。
ピルスナー」の発祥地であるチェコのボヘミア地方に近く、
ドイツでは最初のピルスナーを造ったと言われています。
それ以降は一貫してピルスナーを作り続けているそうです。
開業はなんと1872年というから驚き!
最初に「王室御用達」と書きましたが、1905年にザクセン王から「王の飲み物」として認定を受け、
ザクセン王室御用達のビールとして、王家にビールを提供していたそう。
ボトルネックにはザクセン王家の紋章が描かれています。
王家がビールを飲んでいると考えると、何だかちょっと親近感が湧く私…。
そうだよね、王様もビール飲むよね、なんて^^



実は醸造所が開業する前、1862年にはプロイセン王国およびドイツ帝国初代宰相からも
「首相の飲み物」として選定され、愛飲されていたようです。
どれだけ高貴なビールだよ!!って思いますが、味は「なるほど納得」です!
因みにザクセン王国が気になったので調べてみたら、1806~1918年まで存在していた王国で、
ドイツ革命によって君主廃止になっていました。
ビールの事を調べると、歴史の勉強にもなりますよ(笑)。

今までも色々なドイツビールを飲んできましたが、
こうやって一つ一つ向き合うとより深い世界に出会えます。
勿論それはドイツビールに限った事ではなく、どんなビールでも新しいものに出会える。
そうしてもっともっと色んな世界を見たいなと思う私なのでありました。