Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

アサヒ・『アサヒ生ビール・マルエフ』

2021-10-03 18:00:00 | アサヒビール
先月14日に発売されて話題になったアサヒの『アサヒ生ビール・マルエフ』。
twitterのビール好きの間ではTLが埋め尽くされる位(笑)発売当日は盛り上がっていました。
私も発売日に購入はしていたのですが、訳あって数日は飲めず温存しておりました。
開封当日(大袈裟)「よし、今日は飲めるぞ!」と意気込みつつ、アサヒさんのHPを何気なく開いてみるとあまりの売れ行きの為販売休止という情報が!
「買ってて良かったぁ」と胸を撫でおろした私でありました。
 
私には珍しく数日お酒を飲めない状態の後だったので、グラスに注いだビールの黄金色が余計キラキラと輝いて見えました(笑)。
「マルエフ」は初めてでしたが、透き通った生ビールの香りになじみ深さを感じたのはやっぱりアサヒさんの商品だからでしょう(私は元々アサヒファン)。
飲んでみると、なるほどまろやかさと優しい感じがあって「スーパードライ」とはちょっと違う飲み口。
かと言って、後味はキレもありすっきりとしていました。


「マルエフ」が販売されたのは1986年の事で、その時のアサヒビールは「夕日ビール」と言われる位の低迷期だったそう。
今からは想像出来ないのですが、「ビールの味は分からない」と言われていた時代だったとか…。
うーん、本当に想像出来ない…。
その中でも消費者の味覚を信じて「コクがあるのに、キレがある」という、それまでになかった全く新しいビールとして登場した「伝説のビール」なのです!
1987年に「スーパードライ」が発売された事で、「マルエフ」の一般向けの缶は終売となりましたがファンにより根強く支持されて一部の飲食店で飲める「幻のアサヒ」として愛され続けていたそう。
アサヒさんと言えばやはりスーパードライが主要だったので、今回初めてその存在を知りました。;;

因みにマルエフの「エフ」は、フェニックスが由来でその頭文字を取ったのですが、実はフェニックスの頭文字は「P」だという事に後で気付き、幸福(Fortune)に由来するとひっそり変えたのだとか。
何だか憎めないこぼれ話です^^


アサヒ・DRY THE COOL

2021-05-25 18:00:00 | アサヒビール
3月30日に発売されたアサヒビールの『DRY THE COOL』、前から気になっていたのをやっと飲んでみました^^
 
アルコール度数が4%と低めで、「爽快感」を前面に打ち出していたので何となく想像はしていましたが、グラスに注いでその色味の薄さにびっくり。
ホップの香りはほのかにしますが、それも柑橘を感じさせるあっさり系。
飲み口もかなり軽く、ビールが苦手な人でもあまり気にならず飲めそうです。
それは裏を返せばビール好きな人には物足りないという事にもなります(汗)。
爽快なのは間違いないし、すぐ飲み干してしまいました(笑)。
味の印象もほとんどなく、クセもないのでお酒があまり飲めない方がほろ酔い気分を味わいたい時にいかがでしょうかといった感じです。
 
ドイツ産の「ポラリス」という希少ホップを使っていて、これが軽快な飲み口になっています。
感想でも書いたように、ビールの味が苦手な人にもおいしく飲めるようにというのがコンセプト。
主に缶が期間限定発売されているのですが、コロナ禍で家飲み需要を見越しての商品開発だったようです。
若い人のアルコール離れとかもあっての飲みやすさの実現でもあるそう。
ちょっとコンビニとかで買ってラフに飲めるようなイメージですね。
瓶も販売されているようですが、これは飲食店向けに展開しているみたい。
その飲食店がお酒の提供を出来ないのですから、そこは想定外だったでしょうね…というよりそこは素直に切ない(涙)。


 

アサヒ・富士山

2021-05-22 18:00:00 | アサヒビール
4月6日にアサヒビールからイオングループの酒取り扱い店で特別限定醸造の『Asahi富士山』が発売されました。
私が最初に飲んだのは4月16日で、ブログに起こすに当たって改めて飲んでみたいと思い探してみるとまだ陳列されていてホッとしました^^
目を惹くパッケージは歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次之内由井薩埵嶺(さったれい)」をデザインしたものです。
 
ふくみと華やかさを感じる香り、コックリとした風味を酸味と炭酸がキレのよい後味にします。
最初のアタックははっきりと、それを引き締める飲み口がアサヒさんらしい。
エールビールですが、普通のラガーと違和感があまりないように開発されたのかなぁと思う位の馴染みがありました。
 
エールビールとラガービールは酵母が違うのですが、エールビールに使われる酵母は華やかな香りが特徴の上面発酵酵母。
その特徴を生かして「力強いコク」と「後キレの良い苦み」を実現し、飽きの来ない味わいを作り出すのが流石アサヒさん!
麦芽・ホップなどの原料は100%国産のものを使っていて、富士山の伏流水で育った米を厳選して使用しているというこだわり。
今までは2019年4月と2020年7月に発売。
なくなり次第終了なので、今のうちですよー!
また来年飲める事を楽しみにしてます。


 

アサヒ・スーパードライ

2019-12-02 20:00:59 | アサヒビール

最初の記事は日本の大手ビール会社の主要ビールと決めていました。

まずはアサヒビールのスーパードライ。

すっきりとした飲み口で喉越しが良く、後味も少ない、

それこそグビグビといけちゃう大好きなビールです。

 

そもそもビールの「辛口」「ドライ」とは何ぞや?と思ってました。

苦味と甘さを抑えた、コクよりキレを目指したのがスーパードライ。

そんなスーパードライが誕生したのは1987年。

その頃、日本の食生活が変化していて、

「これからは油脂の多い食事が多くなる。

 それに合うさらっとしたビールを作ろう!」

というのが元々のコンセプトだったそうです。

そりゃグビグビいけるわけだ(笑)。

 

甘さを少なくするために、それまで基本的に4.5%だったビールのアルコール度数を5%にしたのが

このスーパードライというのも今回初めて知りました。

すっきりとした味を実現するために、麦芽の使用率をギリギリまで減らし(70%)、

副原料の比率を高めているのも特徴の一つ。

 

私は学生の頃から飲食店に多く働いていて、

スーパードライを扱っている店が多かったので個人的にとてもなじみ深いビールです。

今年になってタイミングが合い、神奈川工場と博多工場に見学に行ったし、

より思い入れの深くなったスーパードライなのでありました。