『BITREX』というシリーズで、苦さによって違う「SINGLE HOP」「CALIFORNIA」「IPA」の三つです。
「IBU」というのはビールの苦みの数字で、「International Bitterness Units」=「国際苦味単位」を意味します。
今回の3種類はそれぞれ「IBU40」「IBU50」「IBU60」と、10ずつ数値が上がっていて分かりやすいです。
因みに日本でよく飲まれているピルスナータイプのスタンダードなビールのIBUは15~25位なのですよー。
基本的にビールを飲む時は味や苦みが少ない方から頂きます。
そっちの方が、より繊細な味わいを感じる事が出来ますからねー。
なのでまずは「SINGLE HOP・IBU40」から。
華やかなホップの香りが特徴的、一番軽いとは言え味わいは意外としっかりありました。
柑橘系の風味があり、飲み口は爽やか。後に苦みが残ります。
次に「CALIFORNIA・IBU50」を。
イタリアのビールなのにカリフォルニアと、不思議なネーミング。
カリフォルニアのスタイルのビールなのでしょうが、それがどういった特徴があるのかは今後また調べてみようと思います。
「SINGLE HOP」に比べてIBUは高いのですが、またまた意外にも香りは落ち着いた印象。
口に含むとスパイシーさが舌を刺激します。味わいはやはりちゃんとって、こっくりしていました。
最後に「IPA・IBU60」。
カラメル香を感じる芳ばしい香り。
ホップ感もありますが麦芽の甘みが引き立っていて、苦みは一番強いながらも甘みと苦みが良い具合に混ざり合って後残りはさっぱり。
今回飲んだ『BITREX』は『Soralama(ソララマ)』というブルワリーで作られているシリーズで、ここはイタリアの中でも古いブルワリーの一つで醸造開始から20年が経っています。
それでもまだ20年、クラフトビール業界の成長はまだまだこれからといった所でしょうか。
『Soralama』というブランドでも今日本で飲めるビールが4種類あるようで、こちらはヨーロッパの伝統的なスタイルのビールだそう。
『BITREX』の中にカリフォルニアとありましたが、こちらのシリーズはアメリカのスタイルに近いビールという事でなるほど納得です。
3種類ともしっかりとした個性と味わいがあり、イタリアのビールの印象が変わりました。
エチケットと王冠も個性的で可愛い^^