Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

パトラッシュ(ベルギー)

2021-09-09 18:00:00 | ベルギービール
ヨーロッパビール詰め合わせ、第4弾はベルギーの『パトラッシュ(PATRASCHE)』^^
パトラッシュと言えば「フランダースの犬」。
この作品がベルギーの名作文学なのでパトラッシュがモチーフになっているのです。
 
アルコール度数は8%とちょっと高めのブラウンエール。
黒に近い濃いブラウン、泡もきめ細やかです。
色味にしては香りは控えめですが、ミネラル感があります。
控えめな香りとは裏腹に、飲み口はしっかりとした甘み、焙煎した麦芽の香ばしさが広がります。
そして後味がまた意外にシャープ。
喉の奥を通ったアルコール感がフワッと残りました。
 
ブリュワリー・デ・アレンドは1896年にフランダース地方に創業。
「パトラッシュ」は醸造所の110周年を記念して販売されたビールなので、2006年に造られたようです。
瓶内での二次発酵をしているので、より豊かな味わいが生まれるんですねぇ。
2000年に醸造所はホーボーケンに移転しています。
調べてみると、「パトラッシュ」だけじゃなくて「ネロズ・ブロンド」というビールもあり、また興味を引かれる私でありました。
パトラッシュ、僕はまだ疲れてないよ。


 

ティママン・フランボワーズ(ベルギー)

2021-09-05 18:00:00 | ベルギービール
ヨーロッパビールの詰め合わせ、第三弾はベルギーの『ティママン・ランビック・フランボワーズ』^^
これも友達と一緒に飲みましたが、フルーツビールなので比較的に飲みやすいと思って選びました。
この詰め合わせセットを頂いた当日に飲んだのはこれが最後。
アルコール度数も4%と低めですが、フルーツビールにしては高めかもしれません。
 
華やかなフランボワーズの甘い香りが心地良い。
でも飲み口はランビックだけあって酸味がしっかり効いていてスッキリとしています。
ティママンは他の種類のフルーツビールを飲んだ事がありますが、本当に飲みやすくてビールとは思えない位です。


ティママン醸造所はベルギーの歴史のある醸造所で、1781年に設立されました。
ブリュッセルの西側にある地域ですが、「ランビック」というのは生産地が限られているビールの種類です。
培養した酵母ではなく、空気中に浮遊している野生酵母や微生物を利用して自然発酵させた伝統的なベルギービール。
その酵母が感想でも書いたように、酸味と独特の香りを造り出すんです。
王冠のデザインも可愛い!


ティママンの他のフルーツビールは「チェリー」「ストロベリー」「ピーチ」「ブルーベリー」があり、「ピーチ」は今年訪問した「立川ビアホール」さんで頂きました。
ベルギービールウィークエンドでも飲んだ様な気がします。
フルーツビール意外にもいくつかのランビックビールを醸造していて、その中に「ブランシェ」という白ビールがあります。
白ビールのランビックはティママンしか造っていないそうで、いつか飲んでみたいものです。
今年はベルギービールウィークエンドの開催も危ぶまれているし…いつか機会が訪れますようにっ!!