児玉警察署の思い出。

熊谷支部管内で、誰かが捕まった時、

捕まっている警察署に接見に行くのが弁護士の仕事なのですが、

どこの警察署なのかが、この広い管内ではかなり切実です

一番困るのが、児玉警察署です

児玉警察署での勾留は現在ない（全て寄居に行く）という情報を得たので、

敢えてはっきり書いてみました


児玉警察署に駆けつけなければならないことになった、

数年前の夏の夜

どうやら、本庄駅からバスが出ているらしいということを知ったのですが、

バスの本数が少なく、その時間にはもうありませんでした

・・・仕方ない、本庄駅からタクシーか

と、

タクシーに乗ったのですが・・・

全然っ、着かないんです

着いたのは、車酔いした上、タクシーの料金が３５００円を超えた頃・・・

ようやくついた、児玉警察署で、接見室に通されて、これまたびっくり

接見室の面積が狭く、

弁護士が座るところが、一人暮らしの家の浴槽くらいの面積

これ・・・複数で面会したら、どちらかの膝に乗らないといけないんじゃないか

くらいの、狭さでした・・・


悲劇は、ここから

夜の２１時くらいの、虫の音が聞こえる

暗闇の中の児玉警察署

行きに乗せてくれたタクシー会社に、お迎えのお願いの電話をしたところ・・・、

「児玉警察！？遠くてむりですよっ！」

と、断られる。バスはなし。

完全に帰れなくなっている人になりました

困った時、振り返れば真後ろに警察署

時に、弁護士と警察は、被疑者等の弁護において一定の緊張関係にあります

ですが、その場において、私はただの困っている人・・・

「すみません～・・・どうにかして、帰りたいんですが～・・・。

　タクシー断られてしまって～・・・。
　
　本庄駅まで行きたいのですが、運んでくれるタクシー会社さん、ありませんか～・・・」

優しいお巡りさんは、

知っているタクシー会社さんに電話をしてくれて、タクシーを呼んでくれました


【埼玉県熊谷市　熊谷駅前の法律事務所】

こばと法律事務所
弁護士　　生井澤　葵（なまいざわ　あおい）
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