弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

心を砕くクリーンコピー。

2017-02-10 | 弁護士のお仕事。
クリーン・コピー  

クリーン・・・と略しておっしゃる方もおられますが、

私がこの単語を初めて聞いたのは修習生の時です

裁判所に送る準備書面はFAXでの送信が認められています(民事訴訟規則3条1項をご覧ください)

※訴状はFAXしてはいけません。絶対に。でも答弁書はFAXできるんですよ。

はて、

FAXで準備書面を裁判所に送ればそれでいいじゃない?

・・・と思われるかもしれませんが、

FAXで送信しますと、どうにも印刷が荒い・・・ということで、

事前にFAXで送信をするけれども、

裁判の当日キレイに印刷したものを再度、裁判所と相手方にお渡しする

これがまさに「クリーン・コピー」なのです

丁寧で感じがいいものですが、紙を贅沢に使っている印象です


※そもそも私は広告の裏が白紙だと「もうけた!」と思う人種の人間です。

書類に柄があるものであったり、

写真であったり、スクリーンショットであったりですと、

印刷がつぶれてしまうのでクリーン・コピーは必須ですが、

(こういう時はFAXしないで郵送するようにしています

文字だけの準備書面はFAXに耐えられます。



ここで一介の弁護士が悩むのは、

クリーン・コピーを持参するか否かです

裁判官のお好みで決まっている印象です

熊谷支部ですと、

あまりに係属事件が多いので、勝手知ったる・・・で悩みはありません。

(熊谷支部は基本的に読めるものはクリーンなし、で運用されている印象です。)

一方で東京や浦和の裁判所ですと、

前情報が少ないので、どうしようかな~・・・と思います。


ないよりはあったほうがいいかな?と、

  クリーン・コピーを持参したら、「紙の無駄になりますし次回からは結構です」となったり

じゃあ・・・ということで手ぶらでいったら、

  「クリーンはないのですか?」と聞かれてしまったり

優しい書記官さんに「クリーンを持参してください」と事前にお教えいただいたこともありました


さて、クリーン・コピー・・・今回はどうしようかしら




こばと法律事務所
弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

         【プロフィール】
       弁護士・中央大学法科大学院実務講師・JADP認定夫婦カウンセラー
       女性の弁護士ということで、夫婦の問題や、男女の問題についての相談が集まり、
       その分野の問題を多く取り扱っています(その他、交通事故・借金の問題等も取り扱っております)。
       ホスピタリティのある法律相談ができるように、カウンセラーの資格も取得しました。
       ある日、普通の方が、ふとぶつかってしまうような法律の問題を、
       分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが得意で、
       法律事務所・弁護士に相談することのハードルを下げるために、情報を発信しています。
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