さて、昨日から話題に出している、
内容証明郵便ですが、
「出す側」になることが多い、弁護士の立場から少し書いてみたいと思います。
内容証明郵便は、
郵便局に持って行ってお願いするものと、
パソコンから出せちゃうもの、
2種類あるんだってね?
はい。そうなんです。
私は、どちらの出し方も、利用しています
何が違うの???
ビジュアルと、かかる時間と、かかるお金・・・でしょうか。
郵便局に持参して出しに行く内容証明郵便の場合、
1枚の紙に書ける、行数、行の中の文字数が、
細かく決められています。
私はページ数をノーカウントで出しに行ったところ、
「1行多いです・・・」と、
受け付けてもらえなかったことがあります。
(事務所に走って戻って、打ち直して、走って郵便局に行く)
また、
パソコンの機能で「、」が文頭に来る場合にそれを前の行に押し込めるものを使っていたので、
その機能が発動していた結果、
「1文字多いです・・・」と、
受け付けてもらえなかったこともあります。
(事務所に走って戻って、打ち直して、走って郵便局に行く)
ちなみに、
内容証明郵便が無事に受け付けてもらえたとしても(同じ手紙を3部+宛名を書いた封筒を持っていく)、
郵便局の方が本当に3部が同じものか等のチェックをするので、
待ち時間がかなりかかります
相変わらず、間の抜けない、マヌケだね!?!?!
厳しい基準なんですよ・・・。
そして、その基準に合わせて内容証明郵便を書くと、
「妙に行間が空いていて、なんとなくサイコな感じのする手紙」
「さらに、弁護士の印鑑で割り印等がペタペタあり、よりサイコな感じ」
「封筒は手書きで宛名を書くので、私の汚い字で、相当サイコな感じ」
と、
極めて、不穏なビジュアルの内容証明郵便が作られるわけです。
パソコンで作るほうはどうなの???
電子内容証明郵便ですが、
書式の基準はあるのですが、
持参のものよりはゆるいです。
全てがPCで作成(宛名も)になり、印鑑もないので、
何と言うが、無機質感が強いです。
出す側としては、
郵便局に行く・待つ時間がかからないので、楽です。
ふ~~~~ん。
そんなかんじで、
弁護士がつくった内容証明郵便を受け取ったら???
きちんと、弁護士に相談することを、
お勧めいたします!!!
弁護士 生井澤 葵(なまいざわ あおい)
◆プロフィール◆
埼玉弁護士会所属
埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院兼任教員
JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
詳細なプロフィールは弁護士生井澤葵 HPへ