本 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―
久しぶりの弁護女子の本棚。です。
本を読む時間がようやく取れたので、
奇譚シリーズの第3作目のを読むことにしました
このシリーズ1巻はかなり衝撃で、
登場人物の人間らしいやり取りを感じる前に、
物語の舞台になっている地域の文化とそのグロテスクさばかりに振り回されて、
文書だけで映像も絵もないのに、
おぇっとなるギリギリを攻めてくる感じに(それでも続きが気になる)やられました。
ネタバレを避けながら、
グロテスクといいながらシリーズを読破する「良さ」を説明することが、
私には難しくてできないのですが・・・。
全国に残る「風習」の取り扱いかたが面白いんです。
理由があって(正当性があって)その「風習」が生まれている筈なのに、
どこかで、その正当性が狂っていく様子。
3巻は、人間味が出て来た感じで、
以前より安心して読める一方で、やはりグロテスクな部分が残っていて、
一晩で一気に読んでしまいました。4巻が楽しみです
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
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スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
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