不貞の問題に限ったことではないのですが、
私は、
よく相談者・依頼者の方に、
「実現したい希望の優先順位」
を決めていただいています
当然、思いつく希望の全てを叶えられたらいいのですが、
特に「交渉」つまり、
相手と話し合って、折り合い場所を探していく解決方法の場合、
こちらも「折り合う」部分を作らなければ、
話し合いが壊れてしまいます
したがって、
何を優先し、
何を劣後させるのか、
そこを決めて、
どのように交渉をしていくかが、大切だと思います
抽象的だとよく分からないから、
もう少し具体的に言ってちょうだい。
はい。
例えばですが、
不貞の慰謝料の請求を受けた側の場合を考えてみましょう
考えられる希望として、
慰謝料の金額を少なくしたい
不貞を認めたくない
恋人と別れたくない
請求者に対して謝りたくない
自分の家族に知られたくない
早く解決したい
裁判にはしたくない
等が、よく上がる希望だと思います
(当然他のご希望も出る場合がございます)
これらの希望について、
優先する順番から数字を書いていただき、
何が自分にとって一番の解決なのかを、
一緒に考えていただくところからスタートです
例えば、
高めのお金を払うことを決心できれば、
早く終わらせることができる可能性が上がります。
この場合、副次的に、
裁判にはならない・家族に知られない
が付いてくるかもしれません
このバランシングを見ていくことも、
弁護士の仕事の1つかなと思っています
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」及び「法文書作成」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
法律相談ご希望の方・講演のご依頼・弁護士の詳細なプロフィールはこちら
→弁護士生井澤葵 HP