長雨が止んだ一日、ウォーキングイベントでした。
大潮であるこの日、海が干上がって島まで歩いて行けました。マイジマです。
本当は「前島」という名前で、おそらく、この島のすぐ後ろに弁財天を祀る沖ノ島があって、その手前にあるからだと思います。
無駄ことですが、ずっと昔、名鉄(名古屋鉄道)が観光開発して沖ノ島に猿、前島にうさぎを放し飼いにして遊園地とし、東幡豆~うさぎ島~猿ヶ島~西浦温泉を頻繁に観光船で結んでいました。さらには西浦温泉、形原温泉からロープウェーで三ヶ根山頂へ、山頂~東幡豆は定期バスが走り周遊観光地として盛んな時期もありました。しかし、マイカー時代の訪れで観光形態が変化し、今では全く廃れてしまいました。
この前島(まえじま)を地元の人は「まいじま」(語頭の「ま」にアクセント)と、沖ノ島を「弁天さん」呼びなしています。
島と陸地の間に砂の洲(トンボロ)ができ、大潮時のみ歩いてゆけるのです。
イベントとしては長距離を歩いて途中に島へ渡る部分があるのですが、横着をして島までのトンボロ歩きだけして島を少し見てきました。
歩きはじめ。右に見えるのがトンボロで歩いて行けるマイジマ(うさぎ島) 左手沖には沖ノ島(弁天さん、猿ヶ島)
マイジマの形は「ひょっこりひょうたん島」、二子山の中間部のくびれ部に船着き場がある。
ふりかえって陸地の方のほうをみれば三ヶ根山地、三ヶ根山の前衛の愛宕山の近くはホテル。
トンボロには塩ビパイプがたくさん打ってある。波殺しか?
波紋、島を左右から回り込んだ波が、ここでぶつかる、そして砂洲が発達するのか。
前島近く。建物は潮干狩り時のバーベキューなどに使われる。
バーベキュー施設の中、日射しや雨除けに役立ちそうだ。
島の左側(東側)を磯づたいに歩いてみた。
向こうは沖ノ島
マイジマ(前島)の南側の磯
左は沖ノ島、右端遠方にキリンのようなのは起重機船。中央は灯台が立つ岩礁(「毛無し」とか)右手遠方大きな煙突が渥美の火力。
島の南側斜面は急こう配だ。
磯づたいを引き返してきて、また三ヶ根方面。
温暖な海岸に多い樹木、トベラ
こういう岩だらけの海岸は掘りにくいけど「島アサリ」と言われ味が良いとされる。
これはウバメガシか。
島の北側は歩道があり歩きやすい。石垣にツワブキ、右手はイヌビワ
これはイヌビワ。1センチくらいの実がなってイチジクのような味で食べられる。
イヌビワの実付きが良い。背後はトベラの葉
ヒサカキ(地元名シャシャギ)
エノキ
フナムシ
アカネかな
ひょうたん形のこの島のくびれ部分に登った。向こうが東の大きな山
蟹、トンボロの砂は泥分がなくてとてもきれい。
穴へ逃げ込む。
カガミガイ(右側)とバカガイ
これはアサリでなく、何だろうバカガイか?
東幡豆本土側へもどってきました。
ー 完 ー