これについては以前このブログに書きました。
2021年12月3日付け
サトイモ科テンナンショウ属のウラシマソウの花がついに咲きました。花の中からビュ~ンとルアーの釣り糸の様なものを出しています。
三月下旬、あっという間にこんなのが出てきてびっくり。昨年までは葉が1、2枚ひろがって秋には地上から姿を消していた。花は咲かずに枯れていたのでまだ塊根が小さいからだと思った。
三年ほど前、タケノコ掘りで行った藪にたくさん生えていて花もたくさんあった。塊根を1個ほってきて鉢植えに。
秋に地上部は消えてしまうので毎年確認のため掘り返し、イモがちゃんの残っていることを確認してきた。今年は初めて花らしいものが出てきたぞ。
釣り竿とテグスの結び目のようなものがあるのが可笑しい。
ただテンナンショウ属独特の「仏炎苞:ぶつえんほう」と呼ばれる苞がはっきりしないようだ。
四月上旬、ちゃんと仏炎苞が出来てきた。
同属に「マムシグサ」というのがあって蛇の鎌首のような不気味な形の苞(ほう)です。
花(仏炎苞)の内側は暗紫色で写真に写りにくい。
苞の内側に露出を合わせ撮ったらこうなった。
仏炎苞とは仏像の背後に炎のような形をした飾りがあるが、それに似た苞ということで同じ仲間にミズバショウ、ザゼンソウなどがある。
私が見た範囲ではかなり生育は良く、赤いトウモロコシのようなタネから実生でいくらでも増えるように思えた。
全国に分布するが都府県により絶滅危惧種に指定されているところも複数あります。
この後、四月十日頃、最もよい容に咲いた時の「公式写真」を追加しておきます。
完