cogito, ergo sum

日常を楽しめたらいいな

火遊び~アルコールバーナー~

2012-03-24 02:21:00 | Outdoor-gear
2月に行ったの火祭りの時はエバニューのチタンバーナーしかテストしませんでしたが、もう一台TATONKAのものが手元にあります。
エバニューにOEM供給されていたモノですね。
ネットでの検索すると「エバニュー製」とか「エバニューのサブブランド」とか色々言われているようですが、ドイツのTATONKA製のバーナーをエバニューの袋に入れて売っていただけのものです。
(因みに何の効力もありませんが、私の持っているモノはTATONKAの箱に入っており「EVERNEW」の名前はどこにも書いてありませんでした。)
それ以前にもエバニューブランドで真鍮製のアルコールバーナーを販売していたような気がしますが、定かではありません(^^;

話がそれました。


先日はガソリン&ガスの検証環境に合わせたため、実用的な結果が残りませんでしたが、今回はアルコールバーナーのみですので少し条件を変えています。。
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標高:約477m(カシミール上での大凡の標高)
気温:-3℃
水温:2.5℃くらい
水量:400ml(エバニューチタンマグポット500の400ml目盛目分量)
使用クッカー:チタンマグポット500蓋付き
燃焼条件:アルコールストーブ用スタンドDX EBY257 使用
沸騰目安:全体的にグツグツと沸騰した時点で計測
※一度使ったクッカーは雪を詰めて火にかける前の温度に下げる。
という条件です。
水量が減って、クッカーに蓋を付けたところが大きな違いですね。
あと、前回は使用しなかったウインドスクリーンも使用しました。

まず、TATONKAから。。
着火から本燃焼に移るまで2分15秒くらいかかりました。
もともと火力は弱いバーナーですが、プレヒートにも時間がかかりますね。
本燃焼に入ってからクッカーを載せ計測開始。

結果は・・・15分45秒
さすがアルコールって感じでしょうか。ガスやガソリンと比較するほうが野暮ですが、15分(予熱時間含め約18分)寒かったです(^^;
それでも、TATONKAの名誉のために書いておきますが、実験後にスタンドから取り出して(手袋はめて燃焼したまま取り出せます)放置しておいたのですが、この後チタンバーナーを二回満タン燃焼させている間、このバーナーは連続燃焼していました。

次にエバニューチタンバーナー
このバーナーは3パターンのセッティングで試してみました。
パターン1・・・パワーパネルをバーナー上部に設置
パターン2・・・パワーパネルをバーナー下部に設置
パターン3・・・パワーパネルをバーナー下部に設置し、スタンドにエバニュー十字五徳をセット
(因みにTOTANKAのセッティングはパターン3でした)

着火から本燃焼までは1分ほどでした。
TATONKAに比べると見る見る炎が強くなっていくのが判りますね。
本燃焼後にクッカーを上げ計測開始です。

(この写真だとバーナーの違いが全然わかりませんでしたねw)

結果は・・・
パターン1・・・7分40秒
パターン2・・・7分20秒
パターン3・・・7分46秒
ちょっと以外な結果ですね。
パターン1がダントツで早いと思っていたのですが、それぞれのパターンで沸騰時間に大差ありませんでした。
強いて言えばスタンド設置面が冷たかったためパワーパネルをバーナー下部に設置することで下方からの冷気を押さえバーナーが全体的に加熱されたのかもしれませんね。

燃焼時間ですが、私の配慮が足りずに正確な計測は忘れてました・・・
大凡ですが、パターン1,2は12分ほどでした。パターン3はちょっと1,2に比べ1~2分長かったようです。

プレヒートの時間を含めると"湯沸かし"に特化した使い方ならチタンですが、炊飯やスパゲティ、インスタントラーメンなど湯沸かし後に何かしらの調理を施すにチタンでは難しいということですね。

個人的には今まであまり見向きもしなかったアルコールバーナーですが、五徳の選択やセッティングなど、ガソリンやガスに比べて遊べる要素があって、「火遊び」が楽しいバーナーです♪
なんか向かう方向が違ってきているような気もしますが・・・

火遊び ~リベンジ~

2012-03-23 23:02:00 | Outdoor-gear
2月に400系PEAK1復活に喜んで火遊びしましたが、その結果に満足いかずリベンジしてみました。

条件はほぼ一緒
標高:約477m(カシミール上での大凡の標高)
気温:-1℃
水温:3~4℃
水量:500ml(チタントレック1400の目盛による目分量)
使用クッカー:チタントレック900蓋無し
燃焼条件:雪上にストーブを設置し、各々の機器のバルブ開放
沸騰目安:全体的にグツグツと沸騰した時点で計測
※一度使ったクッカーは雪を詰めて火にかける前の温度に下げる。

まず400系ですが、今回は安定燃焼後に再度ポンピングしてクッカーを火にかけ2分後に追加ポンピングしました。
結果は・・・4分22秒
とりあえず満足できる数字です。

上の写真は湯沸かしとは関係ありませんが、これが400系PEAK1のとろ火です。
このとろ火が安定して燃焼しているって改めて感心します。
と言っても、こんなとろ火を必要とする調理はしませんけど(^^;

次に550系PEAK1ですが、400系同様にポンピング→クッカーをかけ2分後再度ポンピング
結果は・・・6分27秒
って、前回の7分46秒よりはいいですが微妙な結果です。
もともとコールマンのガソリンストーブの燃焼はおとなしいのですが、550はポンピングしたときに火力があがってもすぐに炎が落ち着いてしまいます。
ならばってことで2分後に加え4分後にも追加ポンピングして再チャレンジ!
結果は・・・5分41秒
ま、こんなもんか。

やはり2月に行った火祭りのときはポンピング不足だったようです。
それにしても550系はタンク容量が小さいためか圧がかかりません。
実用で考えた場合、湯を沸かすのに付きっきりでポンピングするのはどうでしょうか。。(寒いときは身体が温まるという意見もありますがw)
実際はポンピングをして5分だったらポンピング無しで7~8分のほうが現実的なような気がします。

これは550系PEAK1の最弱火。550系はとろ火ではなく、あくまでも弱火ですね。上にも書きましたが、私に限っては極とろ火を使うような調理はしませんので、550系でも400系でもとろ火(弱火)に関しては何の問題もありませんけど(汗;;;。

と言うことで、私の所有火器で一番実用的なのはfyrestormのガス缶液出しでしょうか。

登山やトレッキングなら実用性を選びそうですがオートキャンプやツーリングの場合は"遊び心"をプラスαと考えると手間がかかっても400系か550系を使いたくなるかな。(分離型はやはりセッティングが好きになれない)
あと、今のところ結果の出ていないアルコールバーナーを実用レベルに持っていきたいですね。

最近写真撮りに行ってませんが、撮影時のコーヒーと限定すれば軽くてかさばらないものがいいです。
その候補にアルコールバーナーなのですが。。。