cogito, ergo sum

日常を楽しめたらいいな

火遊び (とりあえず)まとめ

2012-02-29 00:42:00 | Outdoor-gear
この度、PEAK1(勝手に)復活祭ということで手持ちのストーブを総動員して(ほぼ)同一条件下で比較してみました。

環境条件
標高:約477m(カシミール上での大凡の標高)
気温:-2℃~0℃


水温:2.5℃~3℃


水量:500ml(チタントレック1400の目盛による目分量)
使用クッカー:チタントレック900蓋無し
燃焼条件:雪上にストーブを設置し、各々の機器のバルブ開放
沸騰目安:全体的にグツグツと沸騰した時点で計測
※10分経った時点で沸騰に至らなかった場合NGとする。
※一度使ったクッカーは雪を詰めて火にかける前の温度に下げる。

さすがチタンっていうか雪を詰め数秒で冷たくなりました。

参加火器、及び計測結果一覧
ガソリン
Coleman PEAK1 MODEL400:9分46秒
Coleman PEAK1 MODEL550:7分46秒
Coleman EXPONENT FYRESTORM:5分13秒
(※400系、550系については後日リベンジしています。)

OD缶ガス
Coleman EXPONENT FYRESTORM
ノーマルブタン:6分49秒
プロパン配合:4分51秒
PRIMUS P-MB2
ノーマルブタン:NG →ブースター&スタビライザー:8分41秒
プロパン配合:4分49秒
PRIMUS P-113
ノーマルブタン:NG →ブースター&スタビライザー:NG
プロパン配合:5分32秒
PRIMUS P-123S(2300kcaL/h)
ノーマルブタン:NG →スタビライザー:NG
プロパン配合:4分24秒

アルコール
エバニュー Ti EBY255(バーナーとスタンドのセット)
NG

やはり愛着で言えば今回の主役のPEAK1(400径)ですね。でも普段使いにはガソリンなら550になりそうだなぁ。
ただし!上記二機種の結果にはちょっと満足できません。Fyrestormがリベンジしたのだから、この二機種も暇を見つけてなるべく近い条件でリターンマッチしたいです。
でも-2℃~0℃と言う条件をクリアーする期間はあと二週間くらいなのかな。

ガスは確かにMB2の結果には驚きました。4本五徳の安定性も棄てがたいものがありますが、利便性で考えるとやはりP-113を持ち出すと思います。
123Sは分離型って事で個人的に出番はないでしょうね。特にFyrestormがあると余計です。
嫁に出してもいいのかな。


メーカーで選んでいるわけではありませんが、見事にColemanとPRIMUSですね(^^;
ガソリンは基本一体型のストーブが好みなので自ずと選択肢はColemanになっちゃいます。
ほんとはスベアも欲しいのですけどね。以前、知り合いが使っていて、小さいながらその存在感に憧れ、何度か手に入れたいと思いつつ未だ購入に至っていません。
分離型に関しては実用と言うより興味津々って感じで手に入れました。
ガスで言えばその昔EPIのAPSA型も持っていましたがあまり使う機会もないままに誰かに貸して行方不明になりました。
そう言えばそれ以前にキャンピングガスの小さいヤツ使いましたね。あのころのは一度缶をセットすると使い切るまで外せませんでした。もしかしたら実家で埃かぶってるかも?


火遊び 七台目 EVERNEW チタンアルコールストーブ

2012-02-27 23:23:00 | Outdoor-gear
ちょっと番外編っていうか、他のストーブとの比較は意味がないですね。
気軽なお試しのつもりで持ち出しました。

湯沸かしテストですが、アルコールはFullの70mlを入れ、専用スタンドDXを使っています。

専用スタンドのセッティングは

(写真はパターン2)

1、パワープレート使用
→とにかく最大火力で試してみた。

2、パワープレート未使用
→ある程度の火力を維持しながら少しは長時間燃焼するような気がした。

3、パワープレート使用し、上部にチタン十時五徳を使用
→実はスタンドの径とエバニューのチタン五徳(ステンも同様)のサイズは合わせてあり、ピッタリとはまります。
スタンドに直接クッカーを載せると上面が全て覆われてしまい、横の穴から炎がたなびいてしまうものですから、上方に五徳があれば横から無駄な炎は出ないのでは?と単純に考えてしまいました。
僕がスタンドに五徳を使用する本来の目的は・・・そのままだとスノピのチタンマグ450が乗らず、チタンマグ600(持ってませんがw)は乗りますが、底部が少しでもずれるとすぐにツルって転びそうなくらい安定しないから。なのですが、結局エバニューのマグポット500を手に入れてしまったため、スノピのチタンマグの出番は無さそうです。


(写真はパターン3)

と、三通り試しましたが、結果としては全部沸騰前に鎮火してしまいました(^^;


WEBでの色々なレポート見ていると500mlのお湯を沸かしたってありますので実際は可能なのでしょうが、今回は複数のストーブを統一条件下で比べる目的のため、チタントレック900に500mlの水をいれ、「蓋をしない状態」で比較しています。
P-113もそうでしたが、蓋をすれば問題なく沸くかもしれません。
だったら実行!
「1」のセッティングでクッカーに蓋をして試してみました。

結果は一歩及ばずって感じです。
あと一分、燃焼が持続したら沸騰したかも知れませんね。
じゃなければ、風の影響を何とかすればすればってところです。
現実問題としての対策は後者でしょうね。

実際、条件が全く違うのでタイムは計りませんでしたが、300mlほどの水をエバニューのチタンマグポット500(蓋付き)で問題なく沸かすことができていました。(パターン3の写真でもお判りのように、ここでもお湯が沸かないと2杯目のコーヒーが飲めないもので、何としても沸かさなければならなかったのですw)

ただ、このマグポット500ですが、形的にもサイズ的にも大きめのマグとして使用でき、注ぎ口がついているので小さめのケトルとしても使えるかと期待したのですが。。
結果は、使えませんでした。
蓋を閉めた状態でお湯を注ごうとするとツツツとマグの側面を伝って下にお湯がこぼれてしまいます。
蓋を外してもチョロチョロだすとツツツと側面を伝ってこぼれます。。
チタントレックは注ぎ口はありませんが、側面を伝って湯がこぼれるようなことは一度も体験していません!
ま、大きめのマグとしては問題なく使用できるのですけどね。せっかく注ぎ口がついているのに、全く役になっていない張りぼてデザインだったってのが妙に引っかかります。

アルコールバーナーはモノの形とその存在感が好きで持っていますが、実際にフィールドに持ち出して使うかと言われると微妙なところですね。ちゃんと使えている人がいるのだから使えるのでしょうけど、僕はそんなに細かなところまで気が廻るタイプではないので(^^;

火遊び 六台目 PRIMUS P-113

2012-02-27 00:45:00 | Outdoor-gear
個人的に一番出番の多いストーブです。
小さいですよ。
クッカーやマグの中にスポッと入ります。
最近、行く回数が少ないですが、撮影の時にもいつも持っていきます。
スキーにも持っていきますね。

ただ、このスキーがくせ者で。。
詰め替え缶を持っていくと湯を沸かすのに20分くらいかかることがあります。
雪の上に直置きすると20分で沸くかどうか・・・
ま、持っていっても使うのは1シーズンに1~2回なんですけどね。
だからその時にプロパン配合の缶を買って、他の時期に詰め替えしていれば良いんです。
判ってはいるのですが・・・人の性ってものでしょうか。。(意味不明な言い訳ですねw)

五徳部分も小さいのでクッカーを載せるときも結構緊張します。
途中でかき混ぜたりする料理は怖いですね。
ま、お湯しか沸かしたことありませんが(^^;

さて、その湯沸かしテストです。
条件は変わらず。ん、少し寒くなってきたかな。

気温:-2度
水量:約500ml
水温:2.5度くらい

まず、詰め替え缶ですが。。
結果・・・はい、予想通りNGでした。10分経っても沸きません。
炎に勢いがありませんし、他と同様音がしません(^^;

次にプロパン混缶
5分32秒
やはりプロパンって偉いですね。
今シーズンはまだ一度もスキー行ってませんけど、春シーズンになったら行こうかなと思っています。
その時に、今年はガソリン持っていこうと思っていたのですが、やはり背中でシェイクするの怖いですからねぇ。
今年はちゃんとプロパン混缶買って持っていこうかな。(今回のテストでプロパン混缶結構使ってしまったし)
最後にフル装備で。。

残念ながら8分経ってもクッカーのそこに少し気泡がつく程度。
実は写真で見てもらって判るように、ここでお湯が沸いてくれないと困るんですw
このままでは沸騰する気配が無かったので8分過ぎた頃に蓋してみました。
MB2と比べると火元からブースターが離れてしまっており、MB2ほどの効果は得られなかったようです。

適当ですが、12分台で沸騰に至り、準備は無駄にならず最後にコーヒーを飲むことができました。



火遊び 五台目 PRIMUS P-123S

2012-02-26 23:58:00 | Outdoor-gear
燃料分離式のガスストーブです。
足の一本が燃料パイプになっていて、自己ヒーティングすることで燃料効率を上げる設計なのですが、購入当初は「重たい鍋のせて大丈夫かな?」とか「折れないのかな?」とか無意味な心配していましたw

火力は十分にあり、収納サイズを数字にすると大きく感じますが、薄くたためるので荷物の隙間に入り邪魔になりません。

他の記事でも書きましたが、私は分離型より直結型、あるいはガソリンなら一体型のほうが使い始めがスムーズで好きです。
確かに鍋等を載せたときには重心が低いので安心感がありますし、調理を考え得ればメリットが大きいように思います。
そう言えば以前、これにダッチ載せてパン屋いたりしましたね。さすがにいくら好みとは言え、縦型の直結タイプのストーブにダッチ載せる気はしませんw

では、湯沸かしテストです。
テスト日は今までと同じく2月20日
気温:-1度
水量:約500ml
水温:2.5度くらい

例によって普段使いの詰め替えノーマルブタンから・・・

結果は・・・NG!
あれ、、10分たっても沸きません。
MB2と同様缶底部の雪は氷と化しておりました。

続いてプロパン配合
4分24秒

これは!最速ではないですか。。
プロパンって凄いですね。
ただのブタンは10分経ってもダメだったのに。。
だいたい音からして別物でした。
プロパンはガソリンより五月蠅いくらいの音がしていましたが、比べてブタンは・・・「おい、これアルコールバーナーか?」ってほど静かでした(^^;

さすがにブースターってわけにはいきませんが、雪のないところでスタビライザー使って・・・と試しましたが

残念ながらこれもNG。
雪上でのブタンの失敗のあとにノーマルブタン缶は他二機のフル装備試験をしてしまったので空にはなりませんでしたが、かなりブタンが少なくなっていました。。そこが敗因かな。

※私は試したことありませんが、ネットで調べてみると「液出し」でも使えるらしいですね。
それならFyrestorm同様、ブタンでも結果が出たかも知れません。

火遊び 四台目 PRIMUS MB2

2012-02-25 14:13:00 | Outdoor-gear
ガスストーブです。
ちょっと変わり種かな。
以前にも紹介しましたが、バーナーとランタンがセットになっていて、収納時は合体メカになります。

男心を擽りますよねw
一時期ツーリングストーブとして人気があったようです。
私はもっぱらランタンしか使用しておらず、バーナーは1~2回しか火を入れていませんでした。
当時は合体してコンパクトに持ち運べるというコンセプトだったようですが、今となっては結構かさばりますね。もっと小型で高出力のバーナーが多数出回っています。
WEBで検索してもあまりヒットしませんね。

バーナー部は何の変哲もないものですが、デザインという面ではランタンとバランスをとるためか少し変わっています。
久しぶりに使ってみて、「結構使いやすいかも」ですね。

では、湯沸かしテスト。環境は前回同様ですが、水温が微妙に上がらなかったです。

気温:-1度
水量:約500ml
水温:2.5度くらいかな

まず、CB缶からの詰め替えのノーマルブタンです。
5分・・・8分・・・10分・・・あれ?沸かない(^^;
ってことで雪上設置ではNGです。
缶の底はしっかり凍り付いてました。

それじゃってことでプロパン配合で。。


4分49秒!
ちょっとビックリです。
同じガスを液出ししたFyrestormとほぼ同タイムでした。
当然、缶底はしっかり凍り付いてました。
それにしても予想外な火力でした。
今まで使わなかったのが勿体ないw
でも、基本的にノーマルブタンしか使用しないので微妙かな。

それならフル装備でリベンジです。
フル装備と言ってもスタビライザーで缶を浮かしてブースターを装着。
ブースターはEPIのものですけど、まるで専用品のようにピッタリです。
燃焼場所も移動して雪のないところで「詰め替えノーマルブタン」を使用してみました。


結果は
8分41秒
WGのPEAK1やFyrestormより短いタイムでしたね。
ほんとかなぁ。(^^;
それでもFyrestormのノーマルブタン使用時より2分近く遅いことになります。
同じガスなのに・・・

今まで所有していてもあまり見向きもしなかったバーナーですが、侮れない実力を持っていたことになりますね。

それにしてもガスは種類や周辺環境に大きく左右されることを改めて認識させられました。