またまた食い物ネタなんだけどまあいいじゃん。
さて、時々ビールのつまみにするのがオコイつーフィリピン製小エビのカキ揚げ。
フィリピン人はオコイをメシのおかずやおやつ代わりによく食べる。
ただ時間が経つと油でネチョッとして食えたシロモノではないがフィリピン人は気にしない。
でもってこの前ラリーのオッチャンと飲んだときこのオコイで盛り上がった。
オッチャンの友達で年金暮らしの爺様がお好み焼きの屋台で失敗した話から始まった。
「ワシ、オトーサンに日本のお好み焼きはダメだって言うたんや」
「あーやっぱりローカルで日本食はダメかいな」
「そやそや」
「オトーサンにはフィリピンのお好み焼きをヤレって言うたんや」
「へぇーフィリピンにもお好み焼きがあるんや」
「あるでぇ」
「オトーサンは頭カタクてなぁ、それで失敗した」
「フィリピンのお好み焼きってどんなの」
オッチャンはレシピを説明したがイマイチイメージできない。
「プリちゃんも食べたことあるやろ」
「えっ」
「フィリピンのナショナルフードやでぇ」
暫し考え込む。
「ひょっとしてオコイか」
「そやそや」
「ワシの故郷ではオコイとは言わん、レシピも違う」
「油で揚げん、焼くのは日本のお好み焼きと同じや」
「ほほう」
「具はカボチャ、玉葱、トマト、玉子、それに小さい煮干しや、エビは入れない」
「ヘェーヘルシーや」
「でなあ、ワシのカーチャンはオコイの名人だったんや」
「ワシ、大阪に住んどったけどお好み焼きだけは自分で作っとった」
「オトーサンにも作って食わしたが頭カタクてなぁ」
「今度、プリちゃんにも作ったるわ」
そんなワケでオッチャンのお好み焼きを食うことになったがどんなものだろう。
ではまた。