ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

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Garth Brooks ガース・ブルックス - The Entertainer 5枚組 Live DVD セット

2007-06-11 | カントリー(男性)

 昨年、アメリカWalmartから限定発売された、1990年代のカントリー・ヒーローGarth BrooksのDVD5枚組み(!)ボックスセット。4枚は全盛期の迫力のライブ、1枚はミュージック・ビデオ集。ここでは収録曲目を全曲リストアップしましょう。ボーナストラックもありますよ。ライブの1枚目と4枚目は、以前VHSで発売されてたものでファンの方は見られた方もおられるでしょうが、残りの2枚は本国でTV放送されただけで、アメリカに友達でもいない限り見れなかったものです。

●This is Garth Brooks (1991 Texas)
①Not Counting You ②Rodeo ③Two Of A Kind, Workin' On A Full House ④We Bury The Hatchet ⑤The Thunder Rolls ⑥The River ⑦Much Too Young ⑧Papa Loved Mama ⑨If Tomorrow Never Comes ⑩Shameless ⑪Friends In Low Places ⑫The Dance ⑬You May be Right 【ボーナス】①Keep Your Hand's to Yourself ②What She's Doing Now
 名作「Ropin' The Wind」発売当時のライブ。ホンキー・トンク・ナンバーが比較的多く、Garthのアクションもまだ抑え目で音楽が聴きやすかったりするので、私は一番好きです。ラストはビリー・ジョエル(Billy Joel)の"You May Be right"をやっていて、AOR好きなんですねぇ。曲間にGarthやバンドメンバーやスタッフのインタビューが挿入されてます。Martina McBrideの旦那さんJohnも出てきます。

●This is Garth Brooks, Too (1993 Texas)
①Standing Outside The Fire ②Papa Loved Mama ③That Summer ④American Honky-Tonk Bar Association ⑤The River ⑥The Thunder Rolls ⑦We Shall Be Free ⑧Kickin' and Screamin' ⑨One Night A Day ⑩Shameless ⑪Friends In Low Places ⑫The Dance ⑬Ain't Going Down 【ボーナス】①Two Of A Kind, Workin' On A Full House ②Callin' Baton Rouge
 ステージセットはよりスケールがでかく華やかに。ゴスペル調の"We Shall Be Free"や、サングラスをかけて歌う演出も楽しいブルース"Kickin' and Screamin' "、ロッカーの"Ain't Going Down"など、音楽のスタイルも幅が広がってきます。

●Live From Dublin (1997)
①The Old Stuff ②The Beaches Of Cheyenne ③Two Of A Kind, Workin' On A Full House ④Unanswered Prayers ⑤Tearin' It Up (And Burnin' It Down) ⑥The River ⑦We Shall Be Free ⑧Callin' Baton Rouge ⑨If Tomorrow Never Comes ⑩Ireland ⑪Friends In Low Places ⑫That Ol' Wind ⑬The Fever ⑭Ain't Going Down ⑮American Pie 【ボーナス<スタジオ・ライブ>】①She's Gonna Make It ②Cowboy Cadillac
 これはアイルランドのダブリンでの、さらにスケールを増した野外コンサート。Susan Ashtonと Trisha Yearwood(!今の奥様)がコーラスで参加しています。コンサートだけでなく現地のロケや、貴重なパブでのミニライブも"If Tomorrow Never Comes"で部分的ですが挿入されています。ファンキーな”Tearin' It Up"がレパートリーに加わっています。全てのディスクで見る事の出来る"The River"、ここではその中でもハイライトと言えるもので、Garthが観客に仰向けに身を投げ出して、そのまま支えられてさまよいながら歌うというもの。見てる方がハラハラします。ボーナストラックは、このディスクだけスタジオ・ライブで、"She's Gonna Make It"でGarthの歌声がじっくり聞けます。

●Live From Central Park (1997)
①Rodeo ②Papa Loved Mama ③Two Of A Kind, Workin' On A Full House ④The River ⑤Callin' Baton Rouge ⑥Shameless ⑦Ain't Going Down ⑧New Yoak State of Mind ⑨The Fever ⑩American Pie ⑪Much Too Young ⑫If Tomorrow Never Comes ⑬You May be Right 【ボーナス】①Unanswered Prayers ②We Shall Be Free
 先のディスクと同じ年の、これはニュー・ヨークでのライブ。なんと120万人をセントラル・パークに集めるという記録を樹立したもの。そしてビリー・ジョエル(Billy Joel)の乱入がハイライトになっていて、"Ain't Going Down" "New Yoak State of Mind" "You May be Right"で競演しています。ニュー・ヨークの人間はカントリー・ミュージックとは無縁、なんて嘘!

●Video Greatest Hits (1989-2005)
①Ain't Going Down ②The Thunder Rolls ③Callin' Baton Rouge ④The Red Strokes ⑤I Don't Have to Wonder ⑥We Shall Be Free ⑦When You Come Back to Me Again ⑧Tearin' It Up (And Burnin' It Down) ⑨If Tomorrow Never Comes ⑩Standing Outside The Fire ⑪Anonymous ⑫Good Ride Cowboy <ストリート・ライブ> ⑬The Change ⑭Wrapped Up In You ⑮The Dance
 ミュージック・ヴィデオ集。ただ1曲、"Good Ride Cowboy"がストリートでのライブで、コレは未発表映像かな?

 Garthは全編通じて、常にハイテンションでギラギラしていて、時に雄たけび(!?)を上げて観客を煽り立てる、まさにカントリー・スターでは納まりきらない世紀のエンターテイナー。その尽きぬエネルギーのすさまじさと喉の強さには圧倒されます。アコースティック・ギター1本の弾き語りで、巨大スタジアムを1つにしてしまうのです。ルックス的には小太りで髪の毛も白く薄かったりして、ロック・スターのセックス・アピールに馴染んできた身には、また違ったカリスマ性というのがあるのだと、このDVDを通して改めて感じさせられました。欲を言えば、未発表のアンプラグド偏が1枚あったら良かったのに、ってそんなものはない!?



 彼のライブは、1998年のファンフェアでラッキーにも見る事が出来ました。元々のスケジュールにはなかったのですが、スティーブ・ウォリナー(Steve Wariner)の処に飛び入り、いつの間にかGarthのバンドに変わっていて、あっという間の出来事でした。貴重な体験です。

 このDVDセット、Walmartは直接海外には発送しないらしく、日本で新品を買うには一部の専門店から購入するしかないです。



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2 コメント

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Re:見ごたえありそうですネ! (bigbird307)
2007-06-12 00:48:18
7時間以上のフル・ボリューム。買うのはちょっとためらいましたが、カントリー・ファンは持っておかないと!と思い奮発しました。(全曲リストも手間がかかりましたが、資料になればと・・・)
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見ごたえありそうですネ! (t@ke)
2007-06-11 12:52:53
凄いDVDですね。
見ごたえがありそうですね!

DVD情報は少ないので他にもお薦めの物が有ったら機会を見て紹介して下さい。
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