ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

ナッシュビルのスタジオミュージシャンが来日ライブ!Players with Rodney Crowell / Mandy Barnett at 京都

2007-06-13 | アワード受賞・カントリー全般

 6月10日、京都のライブハウス都雅都雅での、カントリー・ライブを見てきました。残念ながら、横須賀Y’s COUNTRY WORLDに出演したPam Tillisは関西には来てくれませんでしたが、楽しめました。

 ライブの流れは、横須賀とは違っていたみたいで、まずRodney Crowellがおもむろに現れ、ギター1本での弾き語りを数曲披露。そして次にメインアクトのPlayersが登場、その中で、Mandy Barnettが2曲歌う、といった具合。あくまでPlayersがメインです。全体で2時間ほどでした。

 Playersのうまさはここで私ごときがアレコレ述べる必要なないでしょう。Brent Mason (Gt:写真の前列左) Paul Franklin (St.Gt) Eddie Bayers (Dr) Michael Rhodes (Ba) John Hobbs (key)らのナッシュビルのスタジオ・ミュージシャンの精鋭達。そのサウンドは、今やアメリカン・ミュージックの大部分を飲み込んでしまったナッシュビルを象徴して、カントリー、ロックのみならず、ジャズまでも吸収したアメリカン・ミュージックのShowcaseでした。彼らにとっては、BrentのMCからも感じましたが、カントリー・ミュージックはその中の1つなのでしょう。それにしてもEddie Bayersのドラム、まさにCDで良く聴いたあの硬いスネア音が聴けて妙に、コレコレ!と感激しました。彼のサウンドです。一時期はCD聞いてて硬すぎるなぁ、と感じていた時期もあったんですが、それも今のカントリーが必要としているもの。そのリズムの正確さは、コンピュータでプログラムしたのでは?と思うくらいで、思いっきり弾んでいました。さすがアメリカ・トップのドラマー。私はたまたま壁際に座っていたもので、ステージを降りた後のメンバーと握手できました。でっかく、暖かい手でした。ライブの後は、交流会~サイン会をやっていたようです。

 Rodney Crowellは、1975年エミルー・ハリス(Emmylou Harris)のあのホット・バンドにサイド・ギター&コーラスで参加して表舞台に。ソロ・アーティストとしての人気のピークは80年代後半で、私がカントリーを聴き始めた90年代初めは、あまり名前は聞かなかったような。シンガー・ソングライター的な個性があり、今回も内省的な歌声を聴かせてくれました。


 

「DIAMONDS & DIRT」


 Mandy Barnettは90年代後半、ポップに向きつつあったカントリー界の中で、トラディショナルなルーツに根ざし妥協をしないカントリーらしい歌声で話題になっていた人。デビュー直前に、カントリー・レジェンド、パッツィ・クライン(Patsy Cline)の生涯を描いたミュージカルの主役に大抜擢され、その歌声からPatsyの再来と騒がれたものです。1999年のアルバム「I've Got a Right to Cry」などは、あのOwen Bradleyの生涯最後プロディース(このレコーディング中に亡くなる)によってナッシュビル・サウンドを見事に再現していました。残念ながら最近はアルバムのリリースはしておらず、製作中らしく。。。今回Patsyの"Crazy"を歌ってくれました。しかし、2曲だけとは少なすぎです。もっと聴きたかった。ファッションは、びっくりするくらい地味で、どこのきれいなおばちゃん?という感じでした。

 

「I've Got a Right to Cry」


 この日は、偶然、私のカントリーの師匠にも再会できたりして、良い1日でした。



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3 コメント

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The Players (Hank西村)
2007-06-14 13:59:52
神奈川にお住まいの夜の騎士さんから情報を頂訪問させていただきました、私も10日都雅都雅へ行ってました(昼)ただただ圧倒されるばかりでした。
素晴らしいブログを立ち上げられましたね早速RSSへ登録させていただきました、時々訪問させていただきますので宜しくお願いいたします。
私も拙いブログとHPを開いています、お暇なときにでも覗いていただければ幸いです。
http://blog.goo.ne.jp/hank246/
http://hank246.que.jp/
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Re:The Players (bigbird307)
2007-06-15 00:07:26
はじめまして。こちらこそよろしくお願いいた
します。

ご立派なHPとブログ、拝見いたしました。

テキサスなど南部のきれいなお写真が豊富で
素晴らしいですね。私もまたナッシュビルへ
行きたいです。
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Eddie Bayers (t@ke)
2007-06-15 21:00:39
私もEddie Bayersは最も好きなミュージシャンの一人です。

他のドラマーとの分かり易い違いは、節と節の間の繋ぎ
のパターンが並のドラマーは4~5つですが、彼は曲により全て変えていると言っても過言で有りません。
繋ぎが実にスムースで曲を引きたてています。

リズム楽器で他との違いがはっきり出るのは凄い事だと
思います。
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