ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

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ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) Time Well Wasted

2007-05-03 | Brad Paisley ブラッド・ペイズリー レビューまとめ

今度は男性シンガー・ソングライター&ギタリストのご紹介です。彼は、往年のカントリースター、ジョージ・ジョーンズ、マール・ハガード、ジョージ・ストレイト、アラン・ジャクソンを継ぐ事を期待、約束されている若手(といっても30代)です。そのスタイルは一応は伝統的なホンキー・トンク・スタイルで、ルックスもテンガロン・ハットをかぶっていたりしていかにものいでたちです。若い人にはもちろん、古くからのファンの方々にも支持されています。かといって、決して古臭いカントリー&ウェスタンを歌っている訳ではありません。

 

この"Time well wasted"、オープニングはアップテンポの8ビートで、チャック・ベリー?というギターリフでスタートします。全体として、ギターをフィーチャーしたプリミティブで極上なポップ・ロック集という感じと言えば良いでしょうか(言葉で表現するのは難しいですね)。これは彼の4枚目のアルバムになりますが、これまでのベストとの評価。まず曲が粒ぞろいで駄作がありません。サウンドの奥行きもこれまででもっともリッチです。彼のクリアーなカントリー・ボイスは、あまり癖がないもので、聞きやすいと思います。バラードの方もしっとりと良い曲がたくさんです。

 

彼のギターですが、もちろんテレキャスター(ペイズリー柄!)によるソリッドなサウンドですが、適度にちょっぴりヘヴィーでコクのあるエフェクトがかかっており、これまでのトラディショナル・カントリーにない新しさです。早弾きも達者ですが、"Out in the Parkin' Lot"での間の多いフレーズもセンスが良いと思います。彼に影響を与えたギタリストとして、チェット・アトキンス、マール・トラヴィスなどカントリーギターでお決まりのレジェンドが挙げられるのですが、ロック・ギタリストでも好きな人がいるのでしょうね。

 

逆に、名ロック・ギタリストの多く、たとえばリッチー・ブラックモアを始め、ジミー・ペイジ、ピート・タウンゼントなどが、スコッティ・ムーア、ジェイムス・バートンというカントリーギタリストの影響を強調しているそうで、そういう面からもブラッドのギターはギターのロック・ファンの注目に十分値すると言えるのではないでしょうか??



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2 コメント

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はじめまして (めーぷるくっきー)
2007-05-05 08:10:41
こんにちは。brad paisleyで検索して来ました、Bradファンです。TBさせて頂きました。カントリーミュージックのことは詳しくないですが好きな音楽です、楽しいですよね。
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Unknown (Bigbird307)
2007-05-05 18:06:17
めーぷるくっきーさん、こちらこそはじめまして。最近BradのHPをチェックしてなくて、ニューアルバムのジャケが公開されてるのを知りませんでした。有難うございました。これからもよろしくお願いします
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