ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

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Luke Combs ルーク・コムズ- This One's for You ~インタビューで語る、成功とファンとの絆~

2019-03-23 | カントリー(男性)
★2019年のセカンド・アルバム「What You See Is What You Get」の
レビュー
をアップしました★


2018年のカントリー界を席巻してしまったといっても過言ではない、2017年
デビューのルーク・コムズ(やはり、こう聞こえます)。まだまだ勢いは
衰えないようです。個性的なお鬚を持つ、ゆるキャラのような(?)和みの
ルックスの持ち主ですが、その歌唱は若干粗削りな力強さと抱擁感も感じる
深みが同居したバリトン・ボイスで、確かに個性的です。今回は、CMAが
 提供するインタビュー記事から、プロフィール等を彼自身の声で紹介した
と思います。



”僕は犯罪司法を専攻してたんだ。殺人課の刑事になりたかったんだよ”
とCombsは言います。しかし、卒業前の残り1学期を残してNorth Carolina's
Appalachian State Universityを退学してしまうのです。”それが僕のやり
たかった事なんだ。そういった、パズルのピースを揃えていく類の事にいつ
も好奇心が有ったんだ。それで僕はソングライティングに恋に落ちた。ミス
テリーを解くようなものだよ。また、解くだけでなく、それを作る事もしな
きゃならない。どこに行きたいのかハッキリした上で、ピースを余ることな
く正しい位置に置くんだ。楽しんでいるよ”

Combsの達成してきたことを見ると、そのミステリーを解き、カントリーのオ
ーディエンスと強く繋がる曲を書く事に熟練してきた事は明白です。デビュー
アルバム「This One's for You」はプラチナ・アルバムとなる売り上げを誇り、
2018年のビルボードのカントリー年間チャートで一位となり、同カントリー・
エアプレイ・チャートでは、4曲連続でNo1を獲得した初のアーティストと
なりました。またシングル"Beautiful Crazy"は、ラジオのエアプレイ前にプ
ラチナ・セールスを計上してしまい、これはテイラー・スウィフトの"Red"以
来です。そして、2019年のグラミー賞では、オールジャンルの新人賞にノ
ミネートされたのです。



Combsは数々の功績を積み上げてきて、そのいずれにも感謝していますが、中
でも2018年CMAアワードの新人賞を獲得したことが永遠の思い出として胸に
刻まれるでしょう。”本当に驚いたんだ”と、彼。実は受賞スピーチを準備し
てなかったそうです。”自分が受賞するなんて、事前に推測したくないから
ね”その日はパーティの後、”自宅に帰り、休むことが出来たよ。それもお祝
いのうちさ。沢山の仕事をこなしてきて、疲れてたんだ”

Combsの栄光は生まれ育ったノース・カロライナで始まりました”ずっと歌い
続けていたよ。コーラス隊で歌いながら成長し、沢山のパフォーマンスをこ
なした。楽しかったよ。でもただの趣味でしかなかった”と彼は認めます。
”21才の時にギターを覚えて、それ以降フル・スピードで進み始めたんだ。
自分のショーでプレイし、人々がチケットを買って見に来てくれるようにな
った。仕事だとは考えてなかったよ”



まもなく彼は、自身の音楽への愛が、フルタイムの仕事になりうる力が有ると
理解しました。”音楽で生活していけたらと、いつも思っていたし、僕はそう
いう風に生きていた。勘定も払ってたし、食べる事も出来てたよ。ナッシュビ
ルに来る前からね。また日雇い仕事はしたくなかったし、それが僕のゴールだ
った。誰かの為に働きたくなかったし、上司も要らなかった”

Combsは、彼のブレイクを後押ししたファン・クラブBootleggersのサポートを
信じています。”僕には凄いファンがついている。彼らはソーシャル・メディ
ア上や、僕の曲がラジオでかかるようラジオ局に電話してくれたりと、いつも
僕の為に動いてくれてるんだ”そのファンとの関係は有機的に育っていった
モノだと彼は付け加えます。”僕がファン達の基盤を築いているとは思って
ないよ。新しい曲を書き、それを皆の為にプレイしてきたことが最大の鍵な
のさ。計画がが有ったわけじゃない。僕はプレイしたくて、皆がその曲を
愛してくれたからファンの基盤が築かれたんだ”



彼の聴衆とのつながりを強いて分析するなら、人々が彼の歌と関わっている
為だとCombsは感じています。”丁度、よくある生活の事なのさ。僕は他の
皆とそれほど違っているとは思わない。ファンの皆と同じように、家に居て、
TVを見るのが好きなのさ”

Combsは、カントリー・アーティストが、トレンディーなヘアスタイルやクー
ルないで立ちのファッション、そして慎重に造られたイメージを持つことが
普通になった時期に、我々の前に現れました。”僕たちを際立たせる為に
考えていた事は、僕らは皆とは違わないんだって事だった。”と彼は自身と
彼のチームについて言います。”ファンの中に紛れ込んで、その聴衆の中で
目立ってしまう事。それは僕が避けたい事だ。僕は君と何も違わないよ。
大勢の中でそういう僕で有り続けられるだろうし、長い間そうだったんだよ”



音的には現代カントリーの中道、艶やかなギター中心のコンテンポラリー・
サウンドですが、その根っ子にはカントリーの伝統があり、その主役はCombs
の声です。"Hurricane"や"Beer Can"など、ドラマティックな声で迫ります。
アコースティックなスローの"Beautiful Crazy"ではじっくりと聴かせますね。
インタビューで本人も語っているように、徹底したフツー感や親しみやすさで
差別化した事が人気の原動力だったようですね。ここら、異国の洋楽ファン
にはわかりにくいかもしれませんが、この声に惚れたなら、まぎれもない
カントリー・ミュージック・ファンです。





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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-11-02 07:30:53
とても良い記事です。ありがとうございます☺️✨
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