2008年に熊本のカントリー・ゴールドノヘッドライナーとして来日実績もある、すでにベテランの風格も漂い始めたダークス・ベントリー。すでに今年、シングル"Gone"がビルボード・カントリー・シングル及び同カントリー・エアプレイで共に2位まで昇りつめ、トラディショナルなこだわりを維持しながらも、まだまだヒットメイカーとして力のある所を見せつけてくれました。その彼が、今年出演した、テルライド・ブルーグラス・フェスティバルでのパフォーマンス5曲をパックしたEPをリリースしています。
彼が出演したのは、すでに48回目という歴史を誇るフェスティバルの、6月13日のトリとして。そしてデジタル・リリースが7月13日ですから、まさに緊急リリースです。ダークスはリリースについて語っています。゛これは僕にとって一生に一度と言って良いくらいのショーだったよ。憧れのフェスティバルでプレイすること・・・それも敬愛するミュージシャンやパフォーマーたちと一緒に、世界中で一番好きな場所で実現したのが夢のようだよ゛このフェスティバルへの思い入れの強さが、スピード・リリースにつながったのでしょう。
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共演は、大物プレイヤーのサム・ブッシュを始め、アメリカーナ―系のザ・ウォー・アンド・トリーティ The War And Treatyやラーキン・ポー Larkin Poeら。The War And TreatyやLarkin Poeとは、今年のアカデミー・オブ・カントリー・アワードにおいて、伝説的なブルーグラス音楽のライブハウスであるStation Innでの演奏で共演して縁が生まれたようです。
曲目は以下の5曲。
- Woman, Amen ゲスト :The War And Treaty
「Mountain」からのシングル・ヒット曲。 - Travelin’ Lightfeat ゲスト:Larkin Poe
同じく「Mountain」から。スタジオ録音では、ブランディ・カーライルがスリリングなボーカルを披露していました。 - Bad Angel ゲスト: The War And Treaty
2010年のアコースティック~ブルーグラス・アルバム「Up on the Ridge」から。スタジオ録音では、ミランダ・ランバートとジェイミー・ジョンソンがデュエットしていました。 - Wish You Were Here(あなたがここにいてほしい)(オリジナル:ピンク・フロイド)
これは初録音。なんとプログレッシブ・ロックをカバーするとは。ただ、ロックとの近さはブルーグラスらしいです。 - Pride (In The Name Of Love)(オリジナル:U2)ゲスト: The War And Treaty、Sam Bush
「Up on the Ridge」から。マーティン・ルーサー・キング牧師をテーマにした曲。スタジオ録音では、デル・マッカリーとクリス・シーリの所属するパンチ・ブラザーズが共演。上記した今年のアカデミー・アワードでも披露した重要レパートリー。
ライブ録音なので、スタジオほどの完成度は望むべくも有りませんが、熱気あふれる別バージョンとしてファンには大いに歓迎されるでしょう。
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