ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

ダークス・ベントリー Dierks Bentley - Live From Telluride [EP] - ブルーグラス・フェスティバルでのライブが緊急リリース

2021-07-31 | Dierks Bentley ダークス・ベントリー レビューまとめ

 

2008年に熊本のカントリー・ゴールドノヘッドライナーとして来日実績もある、すでにベテランの風格も漂い始めたダークス・ベントリー。すでに今年、シングル"Gone"がビルボード・カントリー・シングル及び同カントリー・エアプレイで共に2位まで昇りつめ、トラディショナルなこだわりを維持しながらも、まだまだヒットメイカーとして力のある所を見せつけてくれました。その彼が、今年出演した、テルライド・ブルーグラス・フェスティバルでのパフォーマンス5曲をパックしたEPをリリースしています。

 

 

彼が出演したのは、すでに48回目という歴史を誇るフェスティバルの、6月13日のトリとして。そしてデジタル・リリースが7月13日ですから、まさに緊急リリースです。ダークスはリリースについて語っています。゛これは僕にとって一生に一度と言って良いくらいのショーだったよ。憧れのフェスティバルでプレイすること・・・それも敬愛するミュージシャンやパフォーマーたちと一緒に、世界中で一番好きな場所で実現したのが夢のようだよ゛このフェスティバルへの思い入れの強さが、スピード・リリースにつながったのでしょう。

 

PRビデオ

 

共演は、大物プレイヤーのサム・ブッシュを始め、アメリカーナ―系のザ・ウォー・アンド・トリーティ The War And Treatyやラーキン・ポー Larkin Poeら。The War And TreatyやLarkin Poeとは、今年のアカデミー・オブ・カントリー・アワードにおいて、伝説的なブルーグラス音楽のライブハウスであるStation Innでの演奏で共演して縁が生まれたようです。

 

 

曲目は以下の5曲。

  1. Woman, Amen   ゲスト :The War And Treaty
    「Mountain」からのシングル・ヒット曲。


  2. Travelin’ Lightfeat  ゲスト:Larkin Poe
    同じく「Mountain」から。スタジオ録音では、ブランディ・カーライルがスリリングなボーカルを披露していました。

  3. Bad Angel ゲスト: The War And Treaty
    2010年のアコースティック~ブルーグラス・アルバム「Up on the Ridge」から。スタジオ録音では、ミランダ・ランバートとジェイミー・ジョンソンがデュエットしていました。

  4. Wish You Were Here(あなたがここにいてほしい)(オリジナル:ピンク・フロイド)
    これは初録音。なんとプログレッシブ・ロックをカバーするとは。ただ、ロックとの近さはブルーグラスらしいです。

  5. Pride (In The Name Of Love)(オリジナル:U2)ゲスト: The War And Treaty、Sam Bush
    「Up on the Ridge」から。マーティン・ルーサー・キング牧師をテーマにした曲。スタジオ録音では、デル・マッカリーとクリス・シーリの所属するパンチ・ブラザーズが共演。上記した今年のアカデミー・アワードでも披露した重要レパートリー。

 

ライブ録音なので、スタジオほどの完成度は望むべくも有りませんが、熱気あふれる別バージョンとしてファンには大いに歓迎されるでしょう。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿