★2022年のベスト・アルバムをアップしました★
★2021年のベスト・アルバムを、コチラに投稿しました★
●2019年のベスト・アルバムはコチラに投稿しました●
今年も、お気に入りベスト5を最後にやらせていただきます。基
準としては、個人的にアルバム全体を通してよく楽しんだアルバ
ムという感じです。そこに、もっと広く知られて欲しい、などの
願望も少し入れて選んでみました。順番は、5位から記載します。
【5】Ingrid Andress イングリッド・アンドレス - Lady Like(Deluxe)
冒頭の新曲"Feeling Things"や続くリイメージされた"The Stranger"
の流れで、さらにしっとり感が増したデラックス版が良かった
ので、ランクインしました。正直、カントリーで捉える必要は
全くなくて、゛ソウルフルなエンヤ(Enya)゛と言えるサウンド。
こういう音楽が、今のナッシュビルから生まれている事が理解
されて欲しいです。名曲”More Hearts Than Mine"だけでそれが
浸透しているとは思えませんが、グラミー賞を受賞してさらに
勢いを付けてくれると面白いと思っています。
【4】Ashley McBryde アシュリー・マクブライド - Never Will
いわゆる゛レッドネック゛風のキャラでエッジの効いたアメリカ
ン・ロックをかます一方、とびっきりのクオリティの歌声でのバ
ラードやアーシ―なトラディショナル・カントリーもこなす実力
者です。このセカンドはサウンドがグレードアップし聴きやすい
方向になりましたが、ポップすぎない節度ある作風で好感が持て
ます。
【3】Mo Pitney モー・ピットニー - Ain't Looking Back
カントリーでも電子サウンドが当たり前になった今、意地の塊の
ような志でランディ・トラヴィス風ネオ・トラディショナル・カ
ントリー集をリリースしてくれた事に感謝したいです。アコース
ティック楽器のアンサンブルは時代遅れなどとは言わせないリッ
チな響きで、豪華なベテラン・ゲスト陣もこのアルバムが特別な
ものである証です。
【2】Brandy Clark ブランディ・クラーク - Your Life Is a Record
どちらかというと、職人ソングライターとして知られる人ですが、
この新鮮なレトロ風ポップ集はとても耳に馴染み良かったです。
これも現代ナッシュビル・サウンドの美点を品よく引き出したア
ルバムのように思えます。また、裏方に留めておくのはもったい
ない歌のうまさも特筆です。なお、昨年に来日しています。
【1】Josh Turner ジョシュ・ターナー - Country State of Mind
一級のシンガーが珠玉の名曲を歌うのだから、良くて当たり前な
のでしょうが、カントリー好きのポリシー云々とかは関係なく、
自然とよく聴いたアルバムでした。個人的に思い入れの強い90年
代の前後の時代を中心にした選曲が良かったですね。オリジナル
に対して、ジョシュのディープ・ボイスにマッチさせたヘヴィー
なビートが今風で力がありました。
アメリカも日本以上のコロナ渦で、アルバム・リリースが多々遅
れたり、観客がいないライブ・パフォーマンスが配信されたりと、
かつてない現象がいろいろ起った一年でしたが、逆にネットで最
新のライブがキャッチできたり、ステイホームのパーソナルな演
奏が見れたりして、ウィズ・コロナ時代の違う楽しみ方も生まれ
ました。もうしばらくこの状況は続くでしょうが、来年もアーテ
ィストたちが頑張って製作してくれる作品を楽しんでいきたいと
思っています。
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