松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

マラウイにつきました。

2007年08月09日 | マラウイ
パオパブの大木、モザンビークからマラウイに向う途中<モザンビークにて>



大地を突き抜けてるようなパオパブの大木にうったまげる。図らなかったのが残念20人では
手が回らないのでは、周りの人や建物と比較して想像してみて下さい


        半日走ったパオパブ街道(自分で勝手につけた)


2007年8月8日木曜 朝曇り 18℃昼25℃ 曇り 晴れ
見張り番の男の人は夜中に帰ってきていた。国境は8時に閉
まるので、そのあと帰ってきたのだろう。彼に手伝ってもらい
きのう苦労した金柵の角をようやく抜け出すことが出来た。
写真を撮らせてもらい、お礼に1000メデカス900円を渡して
別れる。ありがとうございました。

7時過ぎスタート。15kmで国境の町ゾブエZobueに7時半着く。
モザンビークの出国間単に終わる。緩衝地帯は5kmもある。
この緩衝地帯で暮らす人たちはどっちの国の人たちだろうか。
今まで一番長かった緩衝地帯はフィゴ島、チリとアルゼンチン
で、たしか14kmぐらいだったと思う。

厚い雲におおわれて、いままでと違った天候を感じる。マラウ
イは山岳地帯と聞いている。周りは山ばかり。マラウイ国境に
着く。US50ドル払うオートバイ走行許可書代なのかな。ステッ
カーをポリスにわかるようにとフロントに貼った。入国ビザ7日
有効。えーそんなに短いのか。延長は出来るのだろうか。

ビザを取ってこなかったので、もしビザが必要と言われたらど
こまで戻ればいいのだろうと心配したが日本人はビザは必要
ないとのことでホッとした。110kmで最初の町ブランタイ
Blantyreに着く。ガススタンドでゲストハウスを町の人たちにた
ずねていたら、隣のタイ出身のお米屋さんが知り合いのゲスト
ハウスまで案内してくれる。

一泊1000クラッシャー800円に泊まることにする。ただオート
バイを中に入れるのに階段があるのでこれまた一苦労だ。
隣にはネット屋もありコネクトもOKと確認してきたので楽しみで
ある。

ここまで走ってきてほとんど原野地帯だが、南アフリカ、スワジ
ランドあたりはサトウキビ畑を多く見かけた。麦畑は少なかった
、あとはビニールハウスをちょこっと見ただけ、畑仕事をしてい
る人を見かけるのもあまりなかった。

道端で売っている、まきと炭俵、トマト、にんじん、ジャガイモ、キャ
ベツ、などはどこででも見かける。あと野焼きなのかいたるとこ
ろで黒くなった焼け跡、いたるところで煙が上がっているのを
見てきた。計画的なのかそれとも誰か火をつけてるのだろうか
な。

さて、これからはいくつの動物を見られるか、タンザニア。ケニア
。アフリカ、サファリーの旅に期待したいものだ。







パオパブの大木にうったまげる!マラウイに向って

2007年08月09日 | マラウイ

パオパブの大木にうったまげる直径6mはありそう向こうに見えるオートバイ2m50cmが2台は
軽々入りそう

マラウイに向う

          バザールに来ていたこども

8月7日水曜 はれ朝10℃ 昼29度 快晴
ジンバブエ、ハラレのゲストハウスを7時過ぎに出発
いったんモザンビークに入りマラウイ向かって走ることにな
る。朝日の光が真正面から入り前が見えにくい。サングラス
をかけてもだめで、片手で太陽をさえぎり走る。

            バザールの親子

手がしびれるほどの冷たさ温度計10℃をさしている。
ハラレ市内からモザンビーク、ヤマバンダRyamapandaへの
道は2回も確認していたが朝もやで周りの風景が変わり不
安になり途中のバス停にいた人に確かめて国境の町ヤマ
バンダに向う。11時国境に着く。手続きは簡単にすんだ。

モザンビークはペトロールは大丈夫と思ってきたがここでも
ないことが分りがっかり。しょうがない2倍の値段でペトロー
ルを入れてマラパンダ、ゾブエzobueに向う。南のモザンビ
ークの人たちに比べて写真を撮るのに気にしなくて、と言う
より積極的に撮ってくれとせがんできてうれしかった。


      貴重な水、井戸からみんなでワイワイくみ上げる
      いっしょに撮ってもらおうとカメラを渡したが説
      明できなくてだめだった

5,60人ぐらい集まっていたバザールではほとんどの人を撮
り30分ぐらいいただろうか。撮った写真を画面で見せると・
だれもが嬌声をあげていた。トマトを買ってお礼を言って別
れる。どこでも必ず別れるときは合唱ポーズをしているが
相手も同じく合唱ポーズをしてくれる人もいる。

青空のもとパオパブの並木がづーと続く道を走る。中には
ドデカイ20人ぐらいでは手を回せないのではないかと思わ
れる大パオパブの下ではみかん、野菜など売っていた。国境
まであと20km走ろうと思ったが夕暮れでデコボコの穴が
見にくくなったので無理をやめた。

キャンプ場所を探しながら走る、どこでもよかった。が現地の
人の屋敷の庭に張る勇気はまだない。大型トラックの検量所
を見つけた。停まると高台の林にいた見張小屋から男が出て
きた。テントを張りたいんですけど、50歳ぐらいの男の人は検
量所の裏手に案内してくれる。

願ってもないいい場所だった。角の狭い路地にオートバイを
入れるのに一苦労したが彼が手伝ってくれて助かった。そこ
には彼の着替えもある。彼は見張りでここに泊まっていると
のことだった。着の身着のままダンボールの上で夜を過ごす
と話す。そばにある大きなナタは護身用なのだろう。

なるだけ、彼と同じにしようと、布のシーツ、敷物、それにい
つもかけるオートバイのカバーをかけずに彼に渡した。私は
長袖などあるから寒さは大丈夫。それにいつでもテントで寝
れるようにここに来る前にビールとパンを買って走っていた。
ビールビンは持ち帰りがだめでペットポトルに入れてもらった。

そのビールを半分やりたかったが飛行機に乗ったとき、食事
に出る軽くて丈夫なコーヒーカップをもらった(だまって)そ
のカップに一杯だけわけた。うまそうに飲んだのでうれしか
った。それに安いブランデーをジンの代わりに買っていたの
で小さいペットポトルに三分の一ほど入れて渡した。トマトも
3個渡した。

彼は渡したブランデーとトマトを家から持ってきた弁当といっ
しょに見張り番小屋に行った。きょうは、バザール、水汲み、パ
オパブの並木道など見れて気持ちのいい一日だった。また
体の方も慣れてきたのか10時間の連続走行も出来るように
なった。