松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

オートバイひとり旅・シベリア横断~モスクワ~中央アジアの旅 55 トルクメニスタン  

2013年08月05日 | 赤道直下と陸路国境148か所
2003年9月28日日曜 はれ20℃ はれ20℃
8時になったが日曜のためかだれも起きてない。迷惑とは思ったが思い切ってご主人を起して第一ゲートまで行ってもらおう。事情を話して第一ゲートのある場所の地図をくわしく書いた。ご主人はまだチンプンカンプンだったが男の子供一人はわたしのオートバイに乗せて15キロぐらいあった第一ゲートまで走った。きのうの係官はいたが、ツーリストカード半券を預かった係官は今はいないと・・、さて困った。

そばにいた係官に「事情を話した」らあれはなくとも、あと一枚の「これが」あれば大丈夫だと・・。ほんとに大丈夫かよ、「OK,OK」と繰り返す。とりあえずホッとなでおろし不安はなくなった。ご主人は事情がわかったようだ、ようやく表情が明るくなった。市内をぐるぐるまわってUSPさんの家にもどった。お昼すぎにお姉さんが来た。車の輸入をしたいとの話も出た。パキスタンの港から陸路で持ってくるとか・・。


街なかにはとうとう噴水がながれているが・・家庭には一日に2回2時間だけの給水。そのため庭に池を作って水をためている。


大統領の肖像画の下で暮らす地元の人たち・・アシガバード市内

おばぁさんはご主人が殺されたと話す。ある夜7カ所ぐらい刺されて亡くなった。警察も調べたがわからなかったと。「犯人はわかって」いるんでしょうと聴いたら・・「わかっている」。話しを聞くとわたしもなんとなくわかるような感じがする。亡くなったお父さんはアゼルバイジャン出身とも聞いた。アシガバード・セントラルの街中にはボコボコと噴水が吹きだしてあふれている。

その中心にはひまわり大統領の銅像が太陽に合わせて回っている。ところが泊めてもらったU宅は池に水をためていた。1日に朝と夕方の1時間ずつ2時間だけ給水されると聞いた。そのために池を作って水を貯めているのだ。池の中には魚を放されている。もし魚が死ぬようだと「危険信号だ」とわかるためのものだろう。飲み水と炊事に使う水は別に汲み置きしていた。

庭の小屋にあるお風呂にわたしも手伝って池から運んだ水を沸かしたお風呂に入らせてもらった。熱いときに「うめる」水も隣りに汲み置きしてあったが水を極力使わないようにした。この国でもちぐはぐの政治になっているな、どうなってんだろ。さ―あしたは月曜、銀行でお金を下ろせるかどうか、マスターカードで大丈夫と友人に昼間電話して確認してある。夕飯にヤギかヒツジの足先だけの部分を煮てもらったが臭みが強くて喰えなかった。


兄妹ケンカなど日本と同じ・・・この家の子供たち。