松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

マラソン はだしのアベベ選手のお墓参り

2007年09月22日 | エチオピア

オリンピックではだしのアベベ選手に驚き、衝撃的な感動を受けたアベベ選手に感謝をこめて
ご冥福をお祈りしました。何者かによって倒されていましたが近いうちに修復されるとのこと、
よかったです。


2007年9月13日木曜 朝曇り 雨 夕方曇り 夜雨
薬を飲んで寝たせいかぐっすりと眠れた。起きたら
10時を過ぎていた。朝から雨だ雷もなっている。洗濯し
て干していると晴れ間も見えてきた。がすぐに大雨に
変わった。ホテルの人は雨だろうがなんら関係ないよ
うにシーツを洗濯して干し続けている。いつ乾くのだ
ろうかなー。

風もだいぶ良くなったようなので4日ぶりにシャワーを
浴びろう。ホットシャワーの部屋90ブル=1200円に部
屋換えする。あったかいシャワーは気持ちがいい。夕べ
ここで喰ったひつじはどうも俺には合わないようだ。
自分で「うまい」と思う「食い物」でないと体力が落ちて
しまうように感じる。


レストランのことをスタッフに聞いていると二階の窓から
近くにうまいレストランがあるとイギリス人が教えてくれ
る。同じ2階の別の窓から「ちょっと待って」と下りてきて
少し離れた場所にステーキのうまい店があると地図を
見ながらイタリア人は教えてくれる。

夜は近くのレストランに行きビーフステーキを注文。おそ
らく固いだろうなー期待してなかったが量といい、味は
「うまい」範囲に上、中、下があるとすれば中に当てはま
る味だった。値段は15ブル=200円ぐらい。

パン2個と小さいジャガイモ2個が残った。ここに歩いて
来るとき道路石垣の脇にビニールシートだけで過ごして
いるルンペン2,3人を思い出したので店の人にビニール
袋をもらい帰りに彼らに渡した。

10時近くホテルに戻るが、ホテルのバー、レストランはま
だまだこれからといった感じの賑わいを見せている。

オリンピックマラソン アベベ選手の墓参り

エチオピアの英雄 マラソンのアベベ選手のお墓はアジスアベベから30分ぐらい車で走った
所にありました。花束をささげてきました。


2007年9月14日金曜 雨 曇り 雨 曇り
エチオピア首都アジスアベベ 肌寒い三日目の朝を迎え
る。朝からどんよりの空模様の中から太陽がのぞいてい
る。湿気が多いせいかのどの具合は軽くなった。夜中に
口がからからになり2度、3度水を飲んでいたがそれもな
くなった。

朝から晩まで同じ服装で寝起きしているほど肌寒い。雨が
上がった午後ホテルスタッフが車に誘う、どこに行くのか
知らないが乗る。スタッフの友人も一緒だ。アベベ市内を
あっちこっちと説明しながら走り、最後小さなレストランで
ビールをご馳走にな(りそこなった)

3人でビールを飲みながらオリンピック2連覇アベベ選手
の話になる。出来れば行ってみたいと漠然と思っていた。
「アベベ選手の実家を知っているか」と二人に切り出して
みた。「知っている30分ぐらいでいける」じゃ「明日連れて
行ってくれ」

二人は今日しか時間がない「今から行こう」となった。今5
時前だ。ホテルにカメラを取りに戻り車を走らせる。「アベベ
はイスラム」か、いや「キリストだ」。途中花屋で花束を買う。
黄色いバラの花。なるほど30分ほどで実家ではなくてお墓
に着いた。

門構えの霊園に入り真ん中にアベベ選手のお墓が立ってい
た。ゼッケンナンバー⑪のランニングを着けて走っているモ
ニューメント像。東京オリンピックの時のナンバーなのだろう
か。残念なからその像は何者かによって倒され横倒しになっ
ている。

43年前(昭和39年1964年)東京オリンピック、マラソンランナ
ーは、はだしでトップを走っている。その姿を見た時の驚きと
興奮をいまでも忘れない。ゴールした後も余裕しゃくしゃくの
アベベ選手に度肝を抜かれる思いだった。晩年は車椅子で過
ごしていることは知っていた。感動を与えてくれたアベベ選手
のお墓に花束をささげ、ご冥福をお祈りする。

最初写真撮影はダメだと言っていた見張り番は撮影を許可し
てくれる。ホテルスタッフが交渉してくれたのだろうか。10ブ
ル150円払った。モニューメントを倒した男はすぐに捕まった、
モニューメントを近いうちに元どうりに直すことも決まってい
るようだ。

ちょっとした話のきっかけでとんとん拍子に話が進み、漠然と
思っていたことが今日あっけなく実現出来て何か不思議な感
じのする一日だった。思っていることは話してみるもんだなー
としみじみ思う。


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