途中で,ゆっくりとラーメンを食べてから行った。
にんにくスライスがたっぷり入った野菜炒めに,さらに,おろしにんにくをスプーン一杯追加。
スプーン一杯の幸せ。
ときに,食欲は,鳥見欲に勝つ。
こんなことしているから,到着したとき,鳥の海は,すでに満水になっており,干潟がなくなっていた。
仕方なく,浜の方に行くと,台風の影響なのか,珍しくも,ウミネコの群れが羽を休めていた。

そこに,1羽のチュウシャクシギが,ひらりと飛来。
超ラッキー。

ラーメンを食べてきたおかげで,タイミングばっちりだ。
チュウシャクシギが,ウミネコの群れに混ざっている,珍しい光景。

このチュウシャクシギ,何度か,低空を旋回するように飛んでくれた。
腰の白い三角。

ピピピピピピピと,鳴きながら,飛ぶ。

異名は,セブンホイッスラー(Seven Whistler)。
世間的に,『ピ』は,7連続と決まっているらしい。

飛ぶと,翼の模様が,とてもきれい。

タカブ(鷹斑)のようだ。
ぽつんと,一人,荒れた海を見ている姿。

水色の空と,青い海と,白い波と,黒い飛翔シルエット。

荒れているのは,台風7号の名残。

同じ所にいたメダイチドリとシロチドリの写真も,貼っておこう。
すぐそこにいたのに気づかず,飛ばしてしまったメダイチドリ。

前後に飛ぶのは,シロチドリ。
メダイチドリも,小さな鳥だが,シロチドリと並ぶと,こんなに大きかった。

シロチドリは,渡りの個体群と地元の個体群の両方が,同じ所にいたかもしれない。
この子は,たぶん,ここ生まれの子。

波打ち際の方にいた子たち。

相変わらず,走っていた。

走る遺伝子が,どうしようもなく,走らせる。
そして,佇んだ。

海を見て,何を思う。
この日は,台風7号のおかげか,砂浜が,掃きならされたように,きれいになっており,

歩くと『きゅっ,きゅっ』と鳴る『鳴り砂』が復活していた。

(2024/08/17 チュウシャクシギ,メダイチドリ,シロチドリ)
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