鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

青い粉を吹くトンボ

2024年07月21日 | 岩手県_県南地域

 コフキトンボやシオカラトンボは白い粉を吹くが,青い粉を吹くトンボがいる。

 ご存じ,オオシオカラトンボ。

 シオカラトンボに,オオが付いただけなのだが,シオカラトンボとは,全然,格が違う。

 ミリタリートンボ,というイメージ。

 色合いも,腹部のフォルムも,軍用機をイメージさせる。

 黒い複眼も超クール。

 メスは,イメージが全然違って,青ではなく,黒に黄色。

 この色の組み合わせ,慶應のラグビー部か?

 ところで,このトンボは,「えさし藤原の郷」に,たくさんいて,オスはここで撮影したもの。

 「えさし藤原の郷」は,多くの映画やドラマのロケ地になっている所で,今放映しているNHK大河ドラマ「光る君へ」のロケ地でもある。

 撮影は,昨年の6月だったようだから,もしかすると,吉高由里子さんも,この子の親たちに,出会っていたかもしれない。

 さらに,ここで,「いいね!光源氏くん し~ずん2」のロケもしたようだから,虎子(沙莉ちゃん)も,出会っていた可能性がある。

(2024/07/06  オオシオカラトンボ)


そうだった。アナベルだった。

2024年07月19日 | 岩手県_県南地域

 みちのくあじさい園。

 
 ここ絡みの記事は,すでに掲載しているが,そういえば,肝心のアナベルのことを記録していなかった。(アナベルは,手まりのような丸い白い花をつけるアメリカ生まれのあじさいで,昨年から,妻がはまってしまい,家にも植えているあじさい。)
 
 昨年は,来るのが7月後半になってしまい,アナベルの盛期に間に合わなかったため,今回は,そのリベンジのために来たんだった。


 今後のために,簡単に記録しておこう。
 
 ここは遅くなると,駐車場までかなり渋滞する,ということなので,前年同様,営業時間前に到着。
 入口に近い駐車場に,スムーズに駐車できた。
 
 まずは,この日(7/6)が初日,という,あじさい池を見学。
 
 
 森の中の小さな池に,あじさいの花を浮かべ,水面を埋めている。
 
 大根島(島根県)の由志園では,5月の連休頃に,庭園の池を牡丹の花で埋めるが,こちらは,あじさいの花。
 
 
 小規模ながら,見事。
 
 池に張り付いて,動けない人たちもいた。
 
 次,アナベルの森へ。
 
 
 ここは,アナベルでいっぱい。
 
 
 前年,見ることが,叶わなかった光景。
 
 
 数の迫力。
 
 
 逆光側から見ても,きれい。
 
 
 日が当たって,明るいところにあるあじさい畑に行ったら,こちらも,アナベルでいっぱいだった。
 
 
 アナベルの向こう側にも,アナベルがある風景。
 
 
 昨年来,懸案だった,アナベルのリベンジを果たすことができた。
 
 ただ,お昼近くまでいたのだが,全部を回りきることができなかったので,また,来なければいけない。
 
 仙台からは,日帰りもできる距離なのだが,この日は,午後,奥州市方面で遊んでから,再び一関に戻って,山桜桃の湯に宿泊。
 
 温泉に宿泊施設が付いたようなシンプルな施設だが,昨年初めて来て,温泉,特に露天風呂が気に入り,何回でも来たくなる場所になった。
 
(2024/07/06  アナベル)
 
 
 
 
 

紫陽花と昆虫

2024年07月15日 | 岩手県_県南地域

 みちのくあじさい園。

 ここは,あじさいを楽しむところではあるのだが,欲張って,あじさいに集まる昆虫も探してみた。
 見つけた昆虫の全部は,掲載できないが,その一部を,掲載する。
 
 まずは,花との組み合わせで,ベタなところで,チョウ。
 
 ウラギンスジヒョウモンのメス。
 
 
 メスは,前翅の端っこに,白い三角斑があるのが特徴。
 メスでも,くすんだ感じはなく,鮮やかな色のきれいな個体だった。
 
 ヒョウモンの仲間は,翅の裏を見ると識別しやすいのだが,すぐに飛んでしまい,裏は撮影できず。
 
 
 アナベルとの組み合わせが,きれい。
 
 ベニシジミも,とっても可憐で,かわいいチョウだ。
 
 
 いれば,ついレンズを向けてしまうほど,好き。
 
 翅もきれいだが,顔から脚にかけての白い体と黒い複眼が,なんとも言えない。
 触角と脚のボーダー柄コーデも,体の色や複眼にマッチしている。
 
 
 ホント,作り物のように可愛い。
 
 次の写真は,アナベルに埋もれるベニシジミ。
 
 
 あじさい園でなければ,見ることができない光景。
 
 ハチもたくさんいた。
 
 これは,なんだろう。
 オオマルハナバチか。
 
 
 脚に,たっぷりと,栄養満点のあじさいの花粉をためている。
 
 こちらも,たっぷりと花粉を集めているが,オオマルハナバチとは模様が違う。

 
 もしかすると,クロマルハナバチ?
 
 
 こちらのハチも花粉をたっぷり集めていた。
 
 
 これは,ニホンミツバチかな。
 
 このハチもそうかな。

 
 ハチは意外とむずかしくて,よくわからない。
 
 これはハチではないが,とってもきれい。
 
 
 同定はどうでも良いような気がしてきたが,キベリヒラタアブのようだ。
 手前の装飾花の赤,真の花の青,そして,アブの黄色。複眼の茶紫も効いている。
 
 カミキリムシもいた。
 
 ヨツスジハナカミキリは,自然界共通の警戒色,黄色と黒の縞々。
 
 
 襲われないよう,姿をハチに寄せている,という。
 
 名前のとおり,背中に4本の筋がある。
 
 
 白いレースのようなあじさいの花の上で,結婚していた。
 きれいだなぁ。
 
 エグリトラカミキリも,模様が古代エジプトを感じさせるような,きれいなカミキリムシだ。
 
 
 上翅の端がえぐられているように見えるから,エグリ...,と命名されたらしい。
 


 上翅先端左右の端っこが,つんつん尖っているのが,識別点。
 満開の真の花に顔を埋め,あぁ幸せ,と言っている感じ。
 
 カメムシは嫌われることが多いが,きれいなカメムシも多い。
 
 
 ブチヒゲカメムシ。
 
 
 名前のとおり,触角が,ぶち模様になっているが,体色が印象的。
 まもなく,パリオリンピックが開幕するが,金メダルを背負っているような感じ。

 がんばれニッポン。

 こういうカメムシもいた。
 
 
 独特の肩の張り。
 似ている種もあるが,ハリカメムシで良いかな。
 
 
 バブル期は,こんな肩が,はやっていたような気がする。
 
 トンボは,肉食なので,あじさい自体に集まることはないが,あじさいとのコラボを楽しむことができた。
 
 たくさんいたノシメトンボとあじさい。
 
 ノシメトンボには。もったいないレベルのお立ち台。
 
 
 背景にあじさい。
 
 
 ナツアカネと見分けがむずかしいが,これは,もしかすると,アキアカネ。
 
 
 アキアカネが,初夏,あじさいとのコラボ。
 なんて,希少な組み合わせ。

 腹部の上の方が,少しだけ,赤くなってきているように見える。

 このとき,昆虫たちがたくさんいたあじさい畑に接した林から,サンコウチョウのまろやかなさえずりが聞こえてきていた。
 
(2024/07/06  昆虫いろいろ)
 
 

芯の花

2024年07月14日 | 岩手県_県南地域
 品種によって違うようだが,あじさいのガクの中心にあるポッチは,花になる。
 
 
 ご承知のように,ガクアジサイタイプのあじさいは,花のように周囲を飾るのはガク(装飾花)であって,花ではない。
 
 
 中心部にある粒々が,真の花(しんのはな)になる。
 
 
 小さくて,可憐な,真の花。
 
 
 
 手毬のようなタイプのあじさいも,手毬を構成する花のようなものは,ガクで,真の花は,手毬の中にある。
 
 
 
 ちなみに,各地地方気象台が開花を判断するのは,ガクでなく,真の花の方。
 
 それは良いのだが,当初に書いたガクの中心に咲く花はなんなのだろう。
 
 下の写真では,真の花が上に見えているが,それとは別に,ガク(装飾花)の中心に,同じような花がある。
 
 
 ネットで調べた範囲内では,めしべやおしべがないものもある,ということ。
 
 とすると,これは,真の花でないこともあるから,真の花とは,呼べない。
 
 もしかして,ガクだけではなく,このちっぽけな花も含めて,装飾花,と呼ぶのだろうか?
 だったら,このちっぽけな花だけを,なんて呼べばいいのだろう?
 
 
 植物に関しては,無知なのだが,呼称さえ定かではない,てことは,この花って,一人前の花として扱われていないのだろうか。
 
 
 それでは可哀想なので,ここでは,仮に,「芯の花」と呼ぶことにする。

 詳しい人には,叱られるかもしれないけど。
 
 
 真の花と同様,芯の花の方も,ちっぽけで,可憐で,きれい。
 
 加えて,ガクの色とのコラボレーションも楽しめる。
 
 
 
 
 色の組み合わせを探すのも楽しい。
 
 
 ガクの盛期が過ぎ,茶色に色が変わってしまっても,芯の花がきれいに咲いているものも多いので,楽しめる期間が長くなる。
 
 
 
 
 特に,あじさいの後期には,芯の花に着目してのあじさい鑑賞も,それなりに良いと思う。
 
(2024/07/06-07 みちのくあじさい園,山神社)
 
 

カエルの思い出

2024年07月10日 | 岩手県_県南地域

⚠️ 今回はアマガエルが出てきます。苦手な人は見ないことをお勧めします。

 今頃に出てくるちっぽけなアマガエルを見つけると,必ず思い出す,娘のエピソードがある。

 2歳の頃だったか。
 
 岩手の小岩井農場に遊びに行ったとき,広い草原に,オタマジャクシから変態したばかりのちっぽけなアマガエルが,たくさんいた。
 
 
 娘は,それを捕まえるのが楽しくなって,一所懸命に探し,見つけては,捕まえていた。

 捕まえたカエルは,左手にグーを作って,握り込む。
 
 握り込むのは,幼児のちっぽけな手。
 
 
 捕まえた数が増えてくると,グーに入れるのが大変になり,人差し指と親指で作った「の」の中心に,ぎゅうぎゅう押し込んでいた。
 
 「死んじゃうから,放しな。」と言っても,聞く耳持たず。
 
 
 大切なカエルだから,とられてなるものか,という気持ちだったかもしれない。
 
 それでも,なんとか説得して,グーを,パーに変えてもらったら,そこに,緑色の団子状のものがあり,パラパラと,ほどけてきた。
 
 元々ちっぽけだったカエルが,ぎゅうぎゅうにされ,さらに小さくなり,また,手の熱で水分も取られ,変わり果てた姿になっていた。
 
 幼児のちっちゃな手に,こんなにたくさん握り込めるのか,と驚くほどの数。
 
 
 あの頃は,子どもたち,世界で一番,かわいかったなぁ。
 
 だから,カエル 娘,となっている。
 
 
 その娘も,人の助けを借りながらも,今は,自立し,東京で,一人前に働いている。
 
 娘の前で,このエピソードを話すと,叱られてしまうが,今回,当時捕まえたのと同じようなカエルを見つけ,妻が写メを送ったら,喜んでいたらしい。
 今でも,やっぱり,好きなんだと思う。
 
 なお,子どもたちは,父が書いているブログなどに興味ないので,見られて叱られる心配はなし。
 
 ただし,母がちくらなければ,の話。
 
(2024/07/06 ニホンアマガエル)