鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

コシアキトンボは飛び続ける

2024年07月17日 | 宮城県_大崎地域

 コシアキトンボは,池の上を,ずっと飛び続ける。

 止まったところを撮影しようと,待っても,待っても,止まることがない。
 
 いつもなら,さっさと撮影を諦めるのだが,この後,ラーメン屋に行く予定で,その店の開店まで,時間があったので,時間調整もかねて,飛翔撮影に挑戦してみた。
 
 よく,よく,観察すると,個体ごとに,飛ぶコースが,大体決まっているようだった。

 コースが乱れるのは,メスが来たときと,他のオスが来たときだけ。
 
 空中で停止して,ホバリングする場所も,一定している。
 
 これなら,いける。
 
 上からも。
 
 
 
 横からも。
 
 
 
 反転したときのお腹側だって。
 
 
 そして,正面顔。
 
 
 スターウォーズのXウィングポーズもバッチリ。
 
 
 正直,私が撮った,というより,カメラに撮ってもらった,と言った方が正確だが,良い感じ。
 
 このように,水上を飛んで巡回するにのは,すべてオス。
 
 メスは,尾の先で水面を打つようにして,産卵している光景も見せてくれた。
 
 
 メスは,オスの白い部分が,クリーム色で,黒い模様とまぜこぜになっている。
 
 
 未成熟なオスも,この部分がクリーム色だが,模様自体は成熟したオスと一緒。
 
 
 なお,この池では,飛びっぱなしで,止まることがなかったが,違う場所では,枝や葉に止まって,別のオスがきたときに出撃していた。
 
 
 場所によって,行動様式が違う場合も,あるようだ。
 
 
 これは,時間調整後,昼食に食べたラーメン。
 
 
 秋田の由利本荘では必須だが,こちらでは,親鳥の肉が入っているのは少数派。

 美味かったぁ。
 
(2024/07/07  コシアキトンボ)

カラスっ子

2024年07月13日 | 宮城県_大崎地域

 今は,鳥たちの巣立ちの季節。

 このカラスの子どもは,近くに親もきょうだいも見当たらず,ひとりでいた。
 
 
 巣にいたときは,親が頻繁に餌を持ってきてくれ,巣立ってからも,しばらくは,親に面倒を見られていたと思う。
 
 周りには,きょうだいもいたはず。
 
 
 それが,今,ひとりになった。
 
 口の中には,赤ちゃんの頃に大きな口を開けて,親に餌をねだっていた頃の,赤い色が,まだ,残っている。
 
 
 羽の色も,まだ,光沢が出ていない。
 
 見るからに未成熟。
 
 
 しばらくすると,同じ年生まれの子たちが集まって,大きな群れになると思うが,仲良し同士になるとは限らない。
 
 カラスの世界は,人間の世界より,厳しい。
 
 この子,来年まで生き伸びる確率は,どの位なのだろうか。
 
 ちなみに,スズメは,生まれてから,年を越して春を迎えられる確率は,およそ50%と言われている。
 
 
 このスズメっ子も,確率5割。
 
(2024/07/07 ハシボソガラス,スズメ)