先日,娘がいる東京に行ったときのこと。
きれいな花だなぁ,と思って撮影したのだが,夜に咲く花のようだ。
この花は,夜に咲いていた花の名残なのかな。
このときに,くしゃっとまとまった糸状の花びらの先端が,夜は,ぴんと伸びて広がっていたようだ。
幻想的な花なんだろうなぁ。
夜に開ききった花も,いつかは見てみたい。
(2021/07/19 カラスウリsp.)
先日,娘がいる東京に行ったときのこと。
きれいな花だなぁ,と思って撮影したのだが,夜に咲く花のようだ。
この花は,夜に咲いていた花の名残なのかな。
このときに,くしゃっとまとまった糸状の花びらの先端が,夜は,ぴんと伸びて広がっていたようだ。
幻想的な花なんだろうなぁ。
夜に開ききった花も,いつかは見てみたい。
(2021/07/19 カラスウリsp.)
アオスジアゲハの青って,青く透けて,光っているよう。
止まったところを撮影して,後でじっくりと観賞したかったのだが,全然止まってくれない。
花にも止まるようだし,集団吸水も行うようだが,この日は,その気配なし。
仕方ないので,飛んでいるところを撮ることにした。
チョウは,鳥やトンボと違い,飛び方が直線的ではないので,撮影の難易度が高い。
しかし,よ~く観察していると,個体によっては,高いところを,巡回するように飛んでいる。
フレームに入るのは一瞬なので,カメラのAFが効くよう,背景になにもない空間に入ってくるのを待ち構えて,シャッターを切る。
逆光になるのは,やむなし。
無茶苦茶むずかしいけれど,無茶苦茶楽しいシューティングゲーム。
逆光だから,青が透けて,すごくきれい。
翅の青いところには,鱗粉がないので,青く,鮮やかに透けている。
黒い紙をチョウの形に切って,翅部分の開けた穴に,青いセロファンを貼ると,アオスジアゲハができる。
この後,調子に乗って,普通アゲハの飛翔写真も撮影。
この背中を向け合っているポーズ,Wink(ウィンク)の振り付けで,こんなの,なかったっけ?
寂しい熱帯魚,だっけ?
いずれ,シンクロして踊っている。
キアゲハでなく,アゲハなのも,ちょっぴり嬉しい。
あれ? 脚でつかまえちゃった?
さらに,カラスアゲハも。
2頭のうち1頭は,翅がかなり欠けている。
鳥にやられたか。
でも,チョウは,本体が大丈夫なら,少しくらい翅が欠けても,全然大丈夫。
命ある限り,生き延びる。
あ,当たり前? そうだよね。
(2024/07/19 アオスジアゲハ)
葛西臨海公園に,アカボシゴマダラが,たくさん飛んでいた。
きれいなチョウだなぁ,と無邪気に眺めていたのだが,宿に帰ってから調べてみると,日本にいてはいけないチョウだった。
環境省が作成している「生態系被害防止外来種リスト」に本種が掲載されており,「総合的に対策が必要な外来種(総合対策外来種)」の中の『重点対策外来種』に指定されていた。
また,外来生物法に基づく『特定外来生物』にも指定されており,今は,飼育することや,放つこと,譲渡することなどが,禁止されている。
成虫はもちろん,幼虫を見つけても,家に持ち帰ったりしてはいけない,ってこと。
自分だけで楽しむ場合であっても,許可なく飼養等をすれば,1年以下の懲役,又は,100万円以下の罰金。
野外に放したら,3年以下の懲役,又は,300万円以下に罰金。
元々は,中国,朝鮮半島,ベトナム原産で,かつて,愛好家が飼養していた実績があるらしい。
意図的な放蝶の結果か,偶発的な逃げ出しの結果か不明だが,関東を中心に分布域が拡大しているようで,西日本にも飛び火しているらしい。
いても害はないんじゃないの,とも思ったが,日本には,元々,奄美大島に固有の亜種が棲息しており,交雑可能というから,やっぱり,絶対に,いてはいけないチョウだった。
奄美大島の亜種は,環境省レッドリストの準絶命危惧(NT)となっている。
また,生態的に,同じ植樹(エノキ)を利用するゴマダラチョウと競合するのではないか,という懸念もあるようだ。
今回は,すぐ近くでゴマダラチョウも観察できたが,競合した結果,在来種のゴマダラチョウが駆逐されてしまう,ということも,あるのだろうか。
生態系を守るのは,すごく大変だが,壊すのは簡単。
悪いのは,このチョウたちではなく,このチョウたちを持ち込み,放した,クソ人間たち。
(2024/07/19 アカボシゴマダラ)