この時期、寄席ではトニー志茂の創作落語
「花筏」が演られる。
本日は咄家の円ジョイ師匠に語っていただきました。
そこは昨夜の春の嵐のような強風で満開のサクラが散り
地面は一面のサクラ色の雲海でして
え~それって
美しい日本の花鳥風月森羅万象でなんていいましたっけ
あ、あれだ、「イカハナダ」
そう、その海波模様は桜色の烏賊の大群がいけすの中で潮を吹いてまして。
これを東京イカセンターでは自分で目の前のいけすから選んで花板に活け造りにしてもらえるんですが、
そのイカときたら勢いがよくてサクラ色の半透明で、うめぇーのうまくねぇの…
「おい! イカハナダ?間違ってるぞ!」
おっと間違いやした。
それはサクラ色の婚約衣装を身につけた「タカハナダ」 りえちゃんと仲良くお手てつないで…
貴乃花!どこえ行く!(笑)
おめえはホント日本語しらねぇな
「イカハナダ」でも「タカハナダ」でもない!
それは「ハナイカダ」って言うんだよ
「ハナイカダ?」そりゃまたオツだね。
でその「ハナイカダ」っての美味(うめい)のか?
まったくおめえは食い気ばかりの「ハナよりダンゴ」だな
いいか、ハナイカダってぇのは…
つづく