それでも小池知事は“どこ吹く風”。会見では「4000室の宿泊療養施設を確保済み」と繰り返すが、都の担当者は7日、日刊ゲンダイに「実際は2360室で間違いないです」(福祉保健局感染症対策部)と答えている。 さらに、入院先や宿泊療養先が決まっていない陽性者は7日時点で4759人と、入院患者数(3154人)を大幅に上回る。まだまだ、駆り出される職員は増えるだろう。前出の上田令子氏はこう話す。 「管理職クラスでも、朝から保健所へ応援に行き、午後から都庁で通常業務をこなす人や、宿泊療養所へ深夜帯の応援に行き、夜勤明けに都庁へ来る人がいます。『今日は新宿の応援だから近くてうれしい』といった、まるで“麻痺”してしまった会話を耳にするほど、現場は疲弊しています。一方、小池知事は現場の職員から状況を聞いたり、必要な施策を出すことはありません。会見で自身の“やってる感”をアピールするばかりです」 これでは、小池知事自らが掲げた「都民ファースト」とは程遠い。部下を守れない人間に、都民も都市も守れるはずがない。「都庁崩壊」まっしぐらだ。
それでも小池知事は“どこ吹く風”。会見では「4000室の宿泊療養施設を確保済み」と繰り返すが、都の担当者は7日、日刊ゲンダイに「実際は2360室で間違いないです」(福祉保健局感染症対策部)と答えている。 さらに、入院先や宿泊療養先が決まっていない陽性者は7日時点で4759人と、入院患者数(3154人)を大幅に上回る。まだまだ、駆り出される職員は増えるだろう。前出の上田令子氏はこう話す。 「管理職クラスでも、朝から保健所へ応援に行き、午後から都庁で通常業務をこなす人や、宿泊療養所へ深夜帯の応援に行き、夜勤明けに都庁へ来る人がいます。『今日は新宿の応援だから近くてうれしい』といった、まるで“麻痺”してしまった会話を耳にするほど、現場は疲弊しています。一方、小池知事は現場の職員から状況を聞いたり、必要な施策を出すことはありません。会見で自身の“やってる感”をアピールするばかりです」 これでは、小池知事自らが掲げた「都民ファースト」とは程遠い。部下を守れない人間に、都民も都市も守れるはずがない。「都庁崩壊」まっしぐらだ。