「ボブ吉」デビューへの道。

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角野卓造さんの似顔絵。「HERO」映画+全11話+スペシャル編おさらい。

2007-09-08 22:32:34 | 有名人似顔絵【か行】


「あるよ。」あのバーテンダー(田中要次)の、小ネタとも言えるセリフ。
「俺、諦めないことには自信あるんですよ。」
これは昨夏放送された、スペシャルドラマでの久利生公平(木村拓哉)の言葉。
職業の違いはあれど、不可能と簡単に思われたくない(思いたくない)姿勢が、
共通してるように思えます。
「HERO」全11話とスペシャルドラマには、久利生公平の、
その諦めない姿勢が貫かれています。
そしてバーテンダーの、メニューの守備範囲の広さも(笑)

第1話「最悪の出会い」
下着泥棒という小さな事件だって、久利生は納得できるまで捜査する。
アニメの放送時間のズレから、容疑者の無実を見抜き、
防犯ブザーを使って、真犯人を捕まえるワナを提案。
並行して政治家のアリバイトリックを見抜くという、雨宮舞子(松たか子)の
久利生への偏見も、一気にひっくり返す大活躍のスタート!

第2話「帰れない2人」
久利生は障害致死事件を担当。容疑者の態度、証言の数々に疑問を抱いた
久利生は、捜査を続ける。勾留期限請求の期限が迫る中、
屋台のラーメン屋を発見、そして新たな証言を得る。
被害者の味方が出来るのは検事だけ、という久利生の信念が実を結ぶ。

第3話「恋という名の犯罪」
障害事件の加害者に「結婚詐欺」での逆告訴をすすめる久利生の真意は?
最終話で、民自党・諸星敬介(三浦友和)の「彼(久利生)は、
人間の話をした。」というセリフがありますが、それと同じように、
久利生は、被害者・島野紗江子(森口瑤子)と、人間として
対話したかったのでは、と想像。

第4話「彼に教わったこと」
女子大生ストーカー殺人事件での、江上(勝村政信)の判断を、
久利生を中心に城西支部メンバー全員でフォローする。
久利生担当の無銭飲食事件も交錯し、真犯人へとたどり着く。

第5話「二人きりの夜」
不倫に起因する障害事件。愛人・川原朝美(桜井幸子)の証言を確認する為
千葉に出かける久利生と雨宮。
捜査を続ける久利生と雨宮は、旅館で一晩過ごす事に。
恋愛に関するそれぞれの複雑な思いが、交錯するお話。

第6話「彼女の一番大切なモノ」
雨宮らしからぬ買物・行動が、思わぬ災難の入り口に!
かたや久利生は、相変わらずマイペースの捜査。
捜査で見つけたマッチ箱。それに書かれたアドレスが、アリバイを崩す。

第7話「君に会えてよかった」
久利生は、痴漢事件を担当。
城西支部に新しい事務官(金田明夫)がやってくる事で、
遠藤(八嶋智人)、末次(小日向文世)、雨宮ら事務官の悲哀が浮き彫りに。
城西支部メンバーの、キャラクターが際立った回。
僕は、この回が一番好きかもしれません。

第8話「過去を知る女」特別出演/宇多田ヒカル
司法修習生時代の久利生を知る女・弁護士(飯島直子)と、
医療事件を巡って対決。またしても久利生の捜査が、証言のウソを覆す。

第9話「俺がずっとそばにいる」
城西支部襲撃事件の陰に、もう1人の犯人が!?という、ミスリードを
誘うお話。壊れた眼鏡、買い替えた眼鏡、「俺がそばにいてやっから。」、
久利生と雨宮の距離が、縮まったお話でもあります。

第10話「別れの予感」
女性キャスター暴行事件。久利生は証拠不十分で不起訴という判断を下す。
警察の面子も相まって、事件は思わぬ方向へと動き出す。
過去の逮捕歴まで暴露される逆風の中、久利生は聞き込みを続け、
ある賭けに打って出、事件解決に導く。
9話で、雨宮からプレゼントされた、マフラーを巻いてる久利生が印象的。

第11話(最終話)「最後の事件」
久利生の転勤が決り、城西支部での最後の仕事という事で
支部のメンバーがそれぞれの特性を活かし、久利生を支える。
それは東京地検特捜部をも、出し抜く結果をもたらす。
そしてW杯・カメルーンの選手の名前が、こんなに涙を誘うとは(汗)

スペシャルドラマ
「今夜復活!!美しい海の町の怪事件に伝説の検事が挑む」
山口地検虹ヶ浦支部に赴任した久利生は、町一番の人格者・滝田(中井貴一)の
起こした殺人事件を担当。滝田の供述に疑問を感じる久利生。
捜査の範囲を東京にまで広げ、滝田の隠し通そうとした真実にたどり着く。
それは、町を支える鴨井産業社長(利重剛)の女性スキャンダルだった。
その不倫は、町の利権を狙う大物政治家の秘書が企てた、罠という匂いを残し、
久利生とその政治家・花岡練三郎(森田一義)の因縁は、映画へと続く。

そして映画。公開初日に行って来ました。
映画の感想は、また新しく記事にしようと思ってるので、今回は短く箇条書きに。
●オープニングタイトルが、まるで映画館でテレビを皆で一緒に
観てるようで、不思議な感覚でした(笑)
●多分、誰もが感じると思われる、韓国ロケのとってつけ感。
苦労して見つけた車の傷が、「いつ付いたものか、わからない。」の
一言で流されるなんて・・(実際には、そういうものかもしれないけど)
でも久利生が、雨宮の韓国語ノートを見るシーンは、とてもよかった。
●花岡練三郎役のタモリさんの怪優ぶり。
台本もらって、演技プランを考えてるタモさんを想像すると、
萌えるものがあります(笑)
●松本めぐみ(国仲涼子)の婚約者が、病院で処置される様子を説明する
久利生には、素直に引き込まれました。国仲涼子の表情もよかった。
●いきなり、そういっちゃうの?と驚いたラストシーン。
でも、食べたいと言ってた、韓国の料理とともに、灯台もと暗しと言うか、
青い鳥はここに居たって言うか、よく考えれば、いいラストかも。

「踊る大捜査線」と同じように、映画としてはどうなのか?という
評価の仕方は、ついてまわると思います。
でも、あれだけの人気ドラマですから、見たいものを素直に見せてあげるのも
1つの作り方だと思います。
ただ、韓国シーンは、受け入れるのにやっぱり辛いものがある(笑)