1年の中で、何回か声を上げてしまう訃報があります。
今回が、そうでした。
変わらない存在で、いつも僕らの人生の傍らに居てくれる人。
そんな人だからこそ、失った時の衝撃は大きいです。
正直なところ、僕が若い頃には、清志郎さんの良さって
あまりピンと来なかった。
でも歳をとるごとに、その良さに気付いた。
上手い歌声というより、伝わる歌声。伝わる表現。
今回似顔絵を描くにあたって、「い・け・な・いルージュマジック」の
映像も見ましたが、たまらない可愛さでした。
その頃の清志郎さんを描こうと思ったんですが、
上手くいきませんでした。
なので、素顔で微笑む清志郎さんを。
病気が見つかっても、声帯を失う手術だけは拒否。
生き方自体が、ロックな人でした。