一昨日、30年前の大学時代の日本語の授業ノートを
たまたま台湾の知り合いに見せてもらった。
写真を撮らせてと頼んだけれど、字に自信がないからと
断られてしまいました。残念~
びっくりしたのですが、なんと、縦書きなのですよ、縦書き。
しかも、和綴じのノートなのです。端っこが糸でかがってあるのです!
そして、動詞の分類は、今の日本語文法ではなくて、
つまり、動詞が1グループ、2グループ、3グループの
分類にはなっていなくて、
まさかの、五段活用、上一段、下二段、などなど、
日本の学校教育で使われるまさしく国語文法だったので
びっくりしました!
そして、動詞は、ます形とじしょ形をいっしょに
勉強するスタイルでした。しかも、まだます形ではなくて
原形として勉強していたみたいです…
昔の日本の国語教育の伝統そのものを
久しぶりに見ることができて、とても静かな感動を覚えました。
そして、全部きれいな日本語で書いてあるのです。
たぶん、昔の国語教育の時代だから、板書と説明のあとで
その先生は、きっちりと、板書を写す時間をとったものと
思われます。本当になつかしい!!縦書き!!!
ノートを通して、会ったことのない、昔の先生の授業の様子が
目に浮かぶよう!本当に台湾の方は、物持ちがいいですね!
実は、知り合いに、文型積み上げ式ではなくて、別の教科書を
提案しようとしたけれど、せっかく昔に良い基礎が良い思い出と
一緒にあるのなら、あえて違うやり方をする必要はないかな、
と思って、一昨日は、帰路に着きました。